1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11780059
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Research Institution | Institute for Developmental Research, Aichi Human Service Center |
Principal Investigator |
佐久間 邦弘 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 生理学部, 研究員 (60291176)
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Keywords | 神経栄養因子 / 運動 / 脳 / 筋肉 |
Research Abstract |
加齢にともない脳内の神経細胞が変性、脱落する。この加齢にともなう神経細胞死に対して、運動に抑制効果があるかどうかについて我々は研究を進めている。神経細胞の生存、維持には、神経栄養因子が重要な役割をすると思われる。そこで今年度は、持久性トレーニングが、脳内の神経栄養因子[Brain-derived neurotrophic factor(BDNF),Neurotrophin-4(NT-4)]およびその受容体(TrkB)の蛋白量を変化させるかどうかについて調べた。Wistar系の雄ラットを用い、生後4週齢時から10週間の持久性走トレーニング(速度30m/min、1日90分、頻度週に5回)を施した。トレーニング終了後、ラットの大脳、小脳、脊髄、筋肉(ヒラメ筋、足底筋、腓腹筋)を摘出し、神経栄養因子とその受容体の発現量をWestern Blot法により比較検討した。持久性トレーニングにより、大脳、小脳、脊髄中のBDNF、NT-4、TrkBの量は亢進しなかった。また各筋肉中のNT-4の量にも、持久性トレーニングによる変化はみられなかった。今後免疫沈降法(immunoprecipitation)、あるいはリン酸化を識別する抗体を用いた免疫組織化学によって、一過性の運動が脳内の神経栄養因子の受容体を活性化しているかどうかについて調べようと思う。
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[Publications] Kunihiro Sakuma: "The adaptive response of MyoD family protein in the overloaded, regenerating and denervated rat muscles"Biochimica et Biophysica Acta. 1428. 284-292 (1999)
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[Publications] Kunihiro Sakuma: "Postnatal profiles of myogenic regulatory factors and the receptors of TGF-beta 2, LIF and IGF-I ..."Acta Neuropathologica. 99. 169-176 (2000)
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[Publications] Kunihiro Sakuma: "The adaptive response of transforming growth factor - β2 and - βRII in the overloaded, regenerating ..."Acta Neuropathologica. 99. 177-185 (2000)