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1999 Fiscal Year Annual Research Report

自発的ジェスチャ-と言語発話に関する日本語話者と英語話者の比較対照研究

Research Project

Project/Area Number 11780162
Research InstitutionAoyama Gakuin University

Principal Investigator

野邊 修一  青山学院大学, 文学部, 講師 (50289112)

Keywordsジェスチャ- / 日米対照言語学研究 / イントネ-ション
Research Abstract

本研究は、日本人が日本語を話す際に、自発的ジェスチャ-を(1)いつ、(2)どのくらい、(3)どのように行うのか、(4)共起する言語発話との関係はいかなるものか、(5)発話時の認知表象はどのようなものか、などについて、英語(話者)との比較研究を行うことを目標にしている。平成11年度は、デ-タ収集とその分析の一部をパイロット研究として行った。上記(1)と(4)について次のような知見が得られた。
米国人英語話者が産出する表象的(または映像的)ジェスチャ-のストロ-ク(ジェスチャ-の中で最も意味価の高いところ)は、共起する音声発話の中(intonation unit中)で、FO(fundamental frequency)とintensityのピ-クが共に存在する単語よりも先行するかまたは同期するかであり、それよりも後に開始されなかったと報告されている(Nobe,1996a,1996b)。今年度3人の日本人日本語話者について分析を行った結果、英語と日本語の違いにも関わらず、日本語話者の言語発話とジェスチャ-の共起についても上記の英語話者と全く同じ傾向が確認された(日本発達心理学会第11回大会(平成12年3月)でこの点を指摘するが、被験者数がまだ限られているので単なる指摘に留める予定)。
平成12年度は、被験者とデ-タ分析数をさらに増やし、(1)と(4)に関して英語(話者)と同じ傾向が観察されるのかどうか、さらに上記のその他の問いについて議論できるよう研究を進めてゆく予定である(日本心理学会第64回大会開催時(平成12年11月)に、その時点でのデ-タ分析の結果を紹介する予定)。

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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