2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11780168
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
藤澤 洋徳 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助手 (00301177)
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Keywords | 二値データ / 個体効果 / 偽陽性 / 偽陰性 / モデル識別性 |
Research Abstract |
本研究では,反応あり反応なしのような二値データに対するモデルの構築に主眼を置いていた.特に,二値データに付随して現れる偽陽性と偽陰性を如何にして扱うかに焦点を当てた. 上記の状況下における単純なモデルはすぐに作りうる.それによるデータの解析は既に行われていた.しかしながら,使ってうまくいっている,という段階であって,数理学的なモデルの妥当性はきちんと議論されていなかった.特に,パラメータの識別性の問題は深刻で,それまでは必要条件しか検討されていなかった.我々は,必要十分な条件を構築し,それまでにバラバラであった議論を統一化した. また,個体特有のバラツキがある場合は,それらを考慮する方がモデルとしては緩やかであり,より現実に合わせることが可能になると思われた.そのような議論は過去にも行われていたが,パラメータの識別性を十分に考慮していなかったため,モデルとしては適切ではなかった.我々はパラメータの識別性を考慮してモデルを構築し,データの解析に適用した. 得られた成果は,生物統計学の主要雑誌であるBiometricsに掲載されるという高い評価を得た.
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[Publications] Hironori Fujisawa: "Variance stabilizing transformation and studentization for estimator of correlation coefficient"Statistics & Probability Letters. 47. 213-217 (2000)
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[Publications] Hironori Fujisawa & Shizue Izumi: "Inference about misclascification probabilities from repeated-binary responses"Biometyics. 56. 706-711 (2000)