1999 Fiscal Year Annual Research Report
オブジェクト指向属性文法OOAGの記述管理機構の実現に関する研究
Project/Area Number |
11780202
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
萩原 威志 新潟大学, 工学部, 助手 (10293200)
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Keywords | 属性文法 / オブジェクト指向データベース |
Research Abstract |
MAGEシステムをマルチプラットフォームによる分散的な環境で利用できるようにするための研究を行い、以下の成果を得た。 トランスレーションシステムをOSL自身により記述する実験を行ったが、Synthesizer Generator(SG)で実装されている現在のトランスレーションシステムでは、OSL記述のコードサイズが大きくなりすぎ、処理しきれなくなることが判明した。また、現在のOSL構文では、属性宣言の方法などに問題があり、コードサイズの増大、特に属性数の増大にともない、記述性が大変に悪くなることが確かめられた。これに対応するため、OSL言語の記述構造自体の見直しを行い、オブジェクト指向言語的記述構造を導入したOSL+言語の設計を行い、そのトランスレータの実装を現在のSGベースのシステムに組み込んだ。発生した問題に対応できるだけの改良が済んだため、中断しているOSL自身によるトランスレータ実装を完成させる。 属性評価器を多くのODBMSで利用できるISO標準のSTLライブラリにより実装した。これにより、多くの処理系で属性評価器を動作させることができるようになると同時に、ODBMSのC++言語インタフェースからほぼそのまま利用できるようになった。今後、ObjectStore PSE,Objectivityなど、パソコン用のフリーで利用できるODBMSを用い、MAGEシステムを用いてODB生成できるところまで実装を進める。
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