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1999 Fiscal Year Annual Research Report

タウンミュージアム構想(アートと関連した地域コミュニティーの開発)

Research Project

Project/Area Number 11791001
Research InstitutionTokyo National University of Fine Arts and Music

Principal Investigator

六角 正廣 (六角 鬼丈)  東京芸術大学, 美術学部, 教授 (30240435)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 竹内 順一  東京芸術大学, 大学美術館, 教授 (10301821)
渡辺 好明  東京芸術大学, 美術学部, 助教授 (00220939)
藤幡 正樹  東京芸術大学, 美術学部, 教授 (60229028)
野口 玲一  東京芸術大学, 大学美術館, 助手 (60293031)
Keywordsタウンミュージアム構想 / 取手タウンアートミュージアム / 取手アートプロジェクト / 取手ストリートステージ / 取手リサイクリングプロジェクト
Research Abstract

この研究の目的は、芸術文化の実状とそれらを取り巻く環境に焦点を当て、特に芸術を街づくりの主要な要因として、都市や建築、ランドスケープ等の環境整備を行い、街全体が美術館化していくことを期待し、市民の情操教育や活動に役立つ方法を開発していくことが目的である。当研究の具体的な進め方として、すでに委託研究が進行していた茨城県取手市をモデル対象として研究活動を展開していくことにした。取手市には当研究機関(東京藝術大学)の取手校があり、先端芸術表現科が設置されたことも大きい要因である。
研究関連事項とその経緯
平成11年3月に取手駅東口区画整備事業における、街の顔づくり事業に関連して「ストリートステージ」4基を設置。
4月 ストリートステージに取り付けるアート制作の発注準備にかかる。芸大美術学部取手校を主に先端芸術表現科が発足。(1学年20名)アート制作を同科に委託。同科教官渡辺好明を中心に(リサイクル自転車)をオブジェとする制作方針を固め、学生のカリキュラムとのリンク等を検討する。
6月から取手市を主体とする「取手アートプロジェクト実行委員会」が発足。市及び芸大の教官及び学生が参画、協力する。
8月より一般及び学生を対象として、「取手アートブロジェクト'99」の作品コンペティションを開始。先端芸術表現科教官、藤幡正樹、川俣正、日比野克彦等の市民向けのレクチャーが開催される。
9月、当科学研究費が認可される。六角鬼丈及び研究室による取手市全体のアート化のために空間と環境資源の調査を具体的に開始する。第一段階として、東口駅前に隣接する、長禅寺をはじめとする「歴史文化ゾーン」の資料の作成。引き続き、「利根川河岸ゾーン」、「田園ゾーン」等の候補地を選定。また既存公共施設の未利用空間の調査も開始する。「取手アートプロジェクト」全般にわたる資料の作成、取材及びVTR等メディア制作については各研究者相互の協力体制をとる。
10月コンペ審査発表と、入選作の制作開始。取手市もアートの設置場所の確保と調整に協力。
12月「リサイクリングアートプロジェクト」と称する野外アート展(兼コンペ作品の制作発表)が開催。これは同時に、ストリートステージのオープニングも兼ねたものであった。アートプロジェクトは、規模的に今地味だが好評で、市民参加という大儀も含め、芸大及び芸術が市民権を得始めたといって良い。取手市では来年度も引き続き予算を確保し、より活動を高めることを約束している。また、取手市タウンアートミュージアムを推進するための委員会(市+市民+研究者)を平成12年4月より正式に発足させ、本格的に取り組んでいく方針となった事は画期的なことである。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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