2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11791015
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
宮本 又郎 大阪大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50030672)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐村 明知 大阪大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (80127232)
沢井 実 大阪大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (90162536)
阿部 武司 大阪大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (10151101)
鳩沢 歩 大阪大学, 大学院・経済学研究科, 専任講師 (90238238)
杉原 薫 大阪大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (60117950)
|
Keywords | 企業家 / 関西 / データベース / イノベーション / 映像資料 |
Research Abstract |
本研究は平成13年度に開館予定の大阪商工会議所「大阪企業家ミュージアム」構想と連携して、江戸時代以降今日にいたるまでの関西の企業家に関する諸情報を集積し、コンピュータ可読型のデータベースやビデオ映像を作成し、研究者のみならず一般市民の利用に供することを目的としている.本年度においては、1.全研究者と連携先の大阪商工会議所地域振興部が協力して、対象とする企業家について調査し、その企業家活動の事績についてデータベースを作成する作業に取り組み、約100名についてテキストデータを仕上げることができた。現在及び来年度にはこのテキストデータに画像などを取り入れ、「企業家デジタル・アーカイプ」として「大阪企業家ミュージアム」で一般公開することを目指している。2.現存する著名かつユニークな企業家について、大阪商工会議所およびジャーナリストの協力を得て、インタビュー調査を行い,それをビデオテープに収録するプロジェクトが本研究のもう一つの柱であるが、今年度は中内功・亀井正夫・石橋信夫・新井正明・家城福一・安藤百福・鬼塚喜八郎・岩谷直治・伊部恭之助・能村龍太郎の10氏についてこれを実施し、オリジナル映像を作成するともに、これに編集を加えて公開用ビデオライブラリーを制作した。3:本研究の目的は研究成果を最新のデータ処理、マルチメディア技法を駆使して、一般に公開することにあるので、国内および海外における事例を参考にするため、昨年度に引き続き、国内(筑豊炭坑地帯、有田陶磁器生産地帯)および海外(フランスのリヨン、ベルギーのゲント、ブリュッセルなど)の産業関係(産業考古学関係)ミュージアムを視察し、貴重な知見を得た。4.関西の産業史、企業者活動に関する歴史的写真を多数収集した.来年度にはこれを整理分類して、デジタル化を目指す.
|
Research Products
(3 results)
-
[Publications] 宮本又郎: "松下幸之助と二十世紀の大阪"すみのえ. 第238号. 17-45 (2000)
-
[Publications] 宮本又郎: "大衆消費社会の幕開けと小林一三"徳山大学総研レビュー. 第16号. 26-34 (2000)
-
[Publications] 宮本又郎: "20世紀の関西"21世紀の関西を考える会. 277 (2000)