1999 Fiscal Year Annual Research Report
人間工学を基盤とする高年齢者のための住居内福祉用具の開発研究
Project/Area Number |
11792018
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Research Institution | Kure National College of Technology |
Principal Investigator |
長町 三生 呉工業高等専門学校, 校長 (50034327)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西野 達夫 広島工業大学, 助教授 (00104076)
塩川 満久 広島県立保健福祉短期大学, 助教授 (60263654)
大塚 彰 広島県立保健福祉短期大学, 教授 (50280194)
石原 茂和 尾道短期大学, 助教授 (90243625)
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Keywords | 高齢者 / 福祉用具 / 人間工学 / 入浴介護用リフト / 段差解消機 / 缶オープンナー |
Research Abstract |
本研究グループが高齢者用支援機器として開発した機器は下記の6種類である。 (1)入浴介護リフト(Lift1号)は、一般家庭どのようなタイプの浴室にも設置できるように2本の支柱と本柱のパイプで構成され、後者のパイプにエアシリンダーと吊上機を取り付けて女性の力でも要介護者を上下左右に移動させて浴槽まで運搬する装置である。 (2)簡易リフト(Lift2号)は、ベット上の要介護者を左右から腰部をはさみ込み、エアシリンダーで吊り上げるリフトで、1人の介護者で楽に要介護者の食事・読書・入浴まで介護できる用具であり、これは、1号機をさらに汎用化させたものである。 (3)段差解消機は、玄関かまちを足の不自由な高齢者・車イス患者に対して通過を容易にするもので、床からモーターの力でかまちの水準まで持ち上げる装置である。これは、従来型のように床にピットを埋める必要がなく、簡易に介護者が持ち運べる。 (4)歩行器は、高齢者及び身体障害者の歩行用(訓練用)に開発されたもので、椅子つきであり転倒について安全性が高い。 (5)手すり取り付け基準の開発として、家庭内安全歩行のための手すりの直径、取り付け高さ、壁からなどの基準を人間工学的に分析した。 (6)缶オープンナーは、誰でも持っているドアキーを削って、高齢者に困難なプル式缶を楽に開ける道具である。 上記機器については、安価で取り付けが容易で操作性が高く安全であることを念頭に、人間工学の立場から開発を行っている。上記機能を満たすべく高齢者の動作測定を行い解析結果をもとに改良を行っている。
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