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2000 Fiscal Year Annual Research Report

フィールドワークを軸とするベトナム特産薬用資源の生産研究

Research Project

Project/Area Number 11793018
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

本多 義昭  京都大学, 薬学研究科, 教授 (00093310)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 伊藤 美千穂  京都大学, 薬学研究科, 助手 (30283592)
木内 文之  京都大学, 薬学研究科, 助教授 (60161402)
荻原 幸夫  名古屋市立大学, 薬学部, 教授 (70080166)
嶋田 康男  三星製薬株式会社, 開発部, 部長(研究職)
Keywordsベトナム / 桂皮 / 沈香 / Cinnamomum / Aquilaria / フィールドワーク / 薫香料 / 薬用植物
Research Abstract

第2回のフィールド調査として、2001年10月13日より10月21日の期間、北ベトナムを中心に特に桂皮についての調査を行なった。北ベトナム地域における昔から名の通った桂皮産地である、Yen Bai、Than Hoa、Quan Ninhの3産地に赴き、桂皮の栽培、流通の現状を調査した。それぞれの地域に特色があり、これらのいずれの地域にも、昨年のMN地区で観察されたような寄生病は観察されなかった。
これまでに収集された各産地の桂皮サンプルについて、精油含量、灰分、油層の割合について分析を行なった。精油含量は1.06〜5.55%と高く、いずれも局方適(≧0.5%)であった。精油含量と油層の割合については正の相関が示され、油層が厚いものほど高品質であることが確かめられた。しかし、高精油含量のMN桂皮では、灰分が過剰で局方不適と判断されるサンプルが多いものの、いずれのサンプルも中国産桂皮よりも格段に良質と判断された。今後は、これらの品質の差異が、起源植物によるのものなのか、生育条件によるのか、などを考察する。
昨年度導入したAquilaria sinensisおよびCinnamomum cassiaは、環境複合制御装置付きガラス温室内で順調に生育しており、これらの新鮮葉を用いた核酸分析等の実験も進行中である。さらに本年は、現地でA.agalochaと称される幼苗25本を導入することができ、現在、鉢植えにて育成中である。また、A.sinensisの葉より、各種ホルモン条件下、カルス誘導を行ない、大量培養を目標とする液内細胞培養系の確立をした。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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