2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11794003
|
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
中村 千春 神戸大学, 農学部, 教授 (10144601)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上島 脩志 神戸大学, 農学部, 教授 (30031222)
宅見 薫雄 神戸大学, 農学部, 助手 (50249166)
森 直樹 神戸大学, 農学部, 助教授 (60230075)
朝倉 史明 神奈川大学, 工学部, 講師 (80301589)
吉田 晋弥 兵庫農業技術センター, 生物工学, 主任研究員
|
Keywords | 酒米 / 多型解析 / AFLP / SSRP / 心白発現 / 低温耐性・感受性 / QTL解析 / OsMuトランスポゾン |
Research Abstract |
1.分子マーカーによる酒米品種のカタログ化 酒米67品種を用いたRAPD分析で多型バンドを識別し品種判別を可能とした。酒米品種と祖先品種を含む在来イネ252品種を対象にAFLP分析を行った。10プライマー組み合わせで116の判別可能なAFLPマーカーを検出し、系統樹を作成した。僅かの例外を除いて酒米品種は一つのクラスターを形成し、酒米品種間の遺伝距離は小さかった。 2.心白発現その他酒米形質の遺伝解析とQTLマッピング 山田錦xレイホウのF1の葯培養から得たF1A2系統を解析し、心白発現を支配する主要遺伝子座が2つあると推定した。北陸142x兵庫北錦由来のF2集団を用いてRFLP,SSRPマーカーによるフレームマップを作成した。F_2,F_3,集団を用いて、酒米品種の低温耐性・感受性、心白発現その他の農業形質に関するQTLマッピングを行い、主要なQTLsを見出した。 3.新規Tosメンバーの単離 TosのPol領域にある逆転写酵素遺伝子からプライマーを設計し、兵庫夢錦の培養細胞から得たmRNAを対象にRT-PCRを行い、50クローンを得て塩基配列を決定し、5種の新規Tosメンバーを得た。 4.イネのトウモロコシMuトランスポゾン様因子OsMuDRの解析 OsMuDRのcDNA部分配列をプローブとして日本晴れのゲノムライブラリーから2クローンを得た。OsMu4-1は4.7kb、OsMu10-1は1.1kbでともに198bpの末端反復配列(TIR)と9bpの末端標的配列を持つトウモロコシMuのホモログであった。イネと野生種の各種ゲノムを対象にOsMuの分布を調べた。
|
Research Products
(4 results)
-
[Publications] Yoshida, S.: "A maize Mu-like transposable element transcribed in the rice genome."Rice Genetics. 4. (2001)
-
[Publications] Misawa,S.: "Mapping of QTLs for low temeprature response in seedlings of rice (Oryza sativa L.)."Cereal Research Communications. 28. 33-40 (2000)
-
[Publications] Solis,R.: "Ac-mediated trans-activation of the Ds element in rice (Oryza sativa L.) cells as revealed by GUS assay."Hereditas. 131. 23-31 (1999)
-
[Publications] Yoshida,S.: "A maize MuDR-like element expressed in rice callus subcultured with proline."Hereditas. 129. 95-99 (1998)