1999 Fiscal Year Annual Research Report
職場における低周波磁界環境アセスメント及び生体とのカップリング機構の解明
Project/Area Number |
11834010
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
林 則行 九州大学, 大学院・総合理工学研究科, 助教授 (30156450)
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Keywords | ELF / 磁界 / 誘導電流 / 生体影響 / 環境磁界 / 位相差 / 生体インピーダンス |
Research Abstract |
本年度は,2年計画の初年度として、日常生活における低周波磁界環境における生体内の誘導電流密度の解析、並びに職場の例として機械工作における溶接機器を取り上げ、溶接工への暴露磁界分布特性を計測した。 実施した主な研究項目と成果は以下の通りである。 ・新規購入した磁界計測システムを用いて、溶接工への暴露磁界分布特性を計測し、その分布特性の検討を行った。 ・生体が電界と磁界が同時に存在する複合電磁界環境における誘導電流特性を数値解析し、その基礎的特性を明らかにした。 ・生体が接地状態と非接地状態における誘導電流特性を数値解析し、その基礎的特性を明らかにした。 ・生体膜が磁気的誘導電流特性に与える影響を数値解析し、その基礎的特性を明らかにした。 上述の成果は、来年度に計画している実態調査で得られる測定データの解析を行う上で、重要なデータを提供しており、本年度の研究計画はその目的を達したと考える。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 太良尾浩生: "組織膜を考慮した生体モデル内における磁気的低周波誘導電流特性の解析"電気学会論文誌A. 120-A・2. 135-141 (2000)
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[Publications] 松本高志: "極低周波電磁界内の接地及び非接地の回転楕円体状生体モデル内部の誘導電流密度解析"電気学会論文誌A. 120-A・1. 49-55 (2000)
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[Publications] 松本高志: "互いに平行及び直交する低周波電界・磁界内の球状導体モデル内部の誘導電流密度解析"電気学会論文誌A. 119-A・7. 1039-1044 (1999)
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[Publications] Noriyuki HAYASHI: "Influence of Bio-Membrane on Current Characteristics Induced by Ambient ELF Magnetic Field For Spherical Tissue Model"Proc.ISH'99. 2. 2.87.P6-2.90.P6 (1999)