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1999 Fiscal Year Annual Research Report

心臓発生分化における遺伝子発現調節機構

Research Project

Project/Area Number 11838009
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

三輪 岳志  大阪大学, 遺伝情報実験施設, 助教授 (20174229)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 滝原 義宏  大阪大学, 微生物病研究所, 助教授 (60226967)
白井 学  大阪大学, 遺伝情報実験施設, 助手 (70294121)
Keywords転写因子 / cre-loxP / 遺伝子導入動物
Research Abstract

心臓の発生・分化過程で段階的に出現してくる遺伝子群の発現調節ネットワーク機構を解明するために、多くの心臓特異的に発現する遺伝子群の発現調節部位に存在する10塩基からなるCArG boxに結合する核内因子であるSRF(血清誘導因子)を解析した。マウスゲノムからSRF遺伝子をクローニングしたところ、約8kbで、7エクソンから構成されていた。エクソン5の選択的スプライシングにより、エクソン5を持たないタイプは骨格筋・心臓で多く発現し、心臓の発生に伴いその発現量が増加した。SRFの選択的スプライシングは、心臓の発生・分化とともに生じるようになり、筋・心筋の発生分化に従って多くの発現していた事から、エクソン5付近が骨格筋・心筋の発生・分化において負の働きを演じている可能性が示唆された。このマウスSRF遺伝子を欠損したマウス個体を作製する事で個体発生に於けるSRF遺伝子の生理機能を調べる計画のもと、特にマウスSRF遺伝子を臓器または発生時期特異的に欠失させるコンデショナルノックアウトを行うため、Cre-loxPシステムを採用した。まず、ヒト心臓特異的アクチン及び血管平滑筋特異的アクチンのプロモータからCreを発現するトランスジェニックマウスを作成し、各臓器での発現を調べた。胎令11.5日のマウス個体での心臓特異的アクチン遺伝子の制御システムからのCreの発現は心臓、舌、骨格筋で見られるのに対して、血管平滑筋特異的アクチン制御システムからのものは心臓、大動脈に限られていた。これらのトランジェニックマウスを用いて心臓特異的にSRF遺伝子欠損を生じるマウスを作成する実験を進めている。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Miwa Takeshi: "Musde specific expression of Cre reccombinase under twa actin promoters"Genesis. 26. 136-138 (2000)

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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