2000 Fiscal Year Annual Research Report
コプラナーPCBのファイトレメディエーションのための形質転換植物の応用
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11839028
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| Research Institution | Azabu University |
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Principal Investigator |
其木 茂則 麻布大学, 環境保健学部, 教授 (50130894)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中明 賢二 麻布大学, 環境保健学部, 教授 (90072652)
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| Keywords | コプラナーPCB / ファイトレメディエーション / トランスポゾンタギング法 / レポーター遺伝子 / 形質転換シロイヌナズナ / 高分解能GC / MS分析 |
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| Research Abstract |
1、ペンタCBでGUS発現に影響が現れるエンハンサートラップ系統シロイヌナズナ形質転換体の検索。AC/DSトランスポゾンタギング法により作出した467個体のエンハンサートラップ系統およびT-DNAタギング法により作出された1196個体のエンハンサートラップ系統シロイヌナズナ形質転換体を用いて、12種類のコプラナーPCBの中からTEF値の一番高い3,3',4,4',5-ペンタクロロビフェニール(ペンタCB)を0.5ppbの濃度で暴露した後、レポーター遺伝子であるGUS発現に影響の現れる系統をスクリーニングし、今ままでのところ2系統が得られている。現在サザンハイブリダイゼーション解析によりゲノム当たりのコピー数の決定、エンハンサートラップ遺伝子の同定を行っている。
2.シロイヌナズナによるペンタCBの取り込みと分解。播種後3週間目のシロイヌナズナを0.5ppb濃度のペンタCB入りのMS水溶液中で2日間培養を続けた後、培養液、植物体それぞれについて、平成11年度に確立された分析法を用い、GC/MSによりペンタCBの含量を測定した結果、約50%のペンタCBが植物体内に取り込まれるものの、生分解を示す結果は得られなかった。今後、ダイオキシン類の生分解に関与している白色腐朽菌の産生するリグニン分解酵素系に着目し、これらの酵素の遺伝子を導入したシロイヌナズナ形質転換体を作出し、コプラナーPCB生分解を検討していく。
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