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1999 Fiscal Year Annual Research Report

日本人のゆとり意識と余暇・観光行動の研究

Research Project

Project/Area Number 11871021
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

山下 京  大阪大学, 人間科学部, 助手 (20273568)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 八木 隆一郎  社団法人国際経済労働研究所, 統括研究員・常務理事
Keywordsゆとり / 観光行動 / 旅行動機
Research Abstract

「ゆとり」はあこれまで国民的課題として政策的に極めて重要な位置づけがなされてきたが、その主張は長びく不況で影の薄いものとなり、日本経済の凋落と共に日本人全体が「ゆとり」という言葉を忘れてしまった感がある。しかしながら、労働時間短縮や人口の高齢化などに伴った自由時間の増大は、自己実現的な価値への志向を増大させ「物質的な面での生活の豊かさ」よりも「心の豊かさやゆとりのある生活」への志向が強まっている。そのような状況の中で、「旅行(国内・国外)」は、自由時間において「これからやってみたいこと」の上位を占めており、旅行や観光に対するニーズは依然として強く、より多様な形態が求められているといえる。
このような背景から、日本人の持つゆとり意識と旅行・観光行動の関連を検討すべく本年度は予備調査を行った。ゆとり意識については研究代表者らが作成した測定尺度を用いることとし、予備調査では主に旅行動機に焦点を当てた。本来、旅行動機の研究には心理学的な観点が不可欠であると考えられるが、これまで我が国においては心理学的な見地から旅行動機を本格的に整理・検討する試みはなされてこなかった。そこで、旅行動機に関する要因を網羅的に収集し、整理する目的で文献や各種観光資料の収集を行った。また、大学生を用いて、旅行に行く目的や旅行に求めるものに関するブレイン・ストーミングを行い、意見を収集した。集められた意見はKJ法にて整理・分類を行った。以上のような手順で収集・分類された各要因、意見をもとに予備調査項目を作成し、そこに欧米での先行研究で挙げられた要因や項目を加えて、旅行動機に関する予備調査調査票を作成した。

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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