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2000 Fiscal Year Annual Research Report

英語における単語長・強勢パターンの統計解析と散文・韻文の構造的差異の理解

Research Project

Project/Area Number 11871071
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

冨田 博之  京都大学, 総合人間学部, 教授 (70025477)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 青山 秀明  京都大学, 総合人間学部, 教授 (40202501)
Keywords単語長 / 強勢パターン / 散文 / 韻文 / 統計解析
Research Abstract

本研究では、従来までに培った単語長の並びの乱数性に基づく各種の解析を目的としている。一般に散文では、単語長の並びに相関が無いことが、従来からの研究分担者・青山とJohn Constable(Magdalene College,Cambridge University)との研究で明らかになっている。また、韻文ではその乱数性からの規則的なずれが観測されている。
本研究において、本年度はそれらの一般的性質からの微細なずれを詳細に調べ、個々の文献、著者の特性を同定する試みを主眼とした。昨年度はT.S.EliotのFour Quartetsについての研究を進めて、その隠された4音節構造を統計的に有意なものであることを発見した。そこで今年度はJim CraceのQuarantineに着目し、その音節構造を調べた。具体的には、John Constableによって、彼の開発した音節辞書とプログラムを用いて音節数のデータが作成され、そのデータを青山が統計処理した。その結果、この小説が他の散文、韻文に見られなかった特異な音節構造をしていることが発見された。現在、その構造のさらなる解析とそれに対する言語学的な検討を行なっている。それがまとまった段階で論文を発表する予定である
更に、完全な乱数性からのずれとして、長い小説においてわずかな単語長の時間的減少が見られることが本研究で発見されている。本年度はこれをさらに詳細に検討し、これは統計的に明らかに有意であることを確認することができた。これについても現在論文を執筆中である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] J.Constable and H.Aoyama: "Testing for Mathematical Lineation in Jim Crace's Quarantine and T.S.Eliot's Four Quartets"Journal of the Belgian Linguistics Society. (発表予定). (2001)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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