1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11874124
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Research Institution | Daiichi Hoiku Junior College |
Principal Investigator |
田辺 憲子 第一保育短期大学, 幼児教育科, 助教授 (00201624)
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Keywords | 線虫Cシー・エレガンス / 電気生理 / タッチ感覚細胞 |
Research Abstract |
線虫C.elegansで電気生理ができるようになることは、C.elegans研究者の長年の夢であり、たくさんの研究者が試みたにもかかわらず、まだほとんど成功していない。もっとも、最近patch clampが試みられ、1,2の成功例が見られるようになった。しかし微小電極による細胞内記録は成功していない。私の今回の目的はその細胞内記録である。 この1年間、細胞内記録に挑戦してきた。いくつかの問題点があり、現在それを少しずつ克服しているところである。まず第一に、生きたままどのようにして固定するかという事であったが、いろいろ試み、糊づけするという方法で何とか目的を達成できそうである。次は目指すタッチ感覚細胞を同定する事である。タッチ細胞をGFPでラベルした線虫をわけて頂いたが、20年も前の蛍光顕微鏡ではGFPの蛍光がほとんど見えず、現在、他の方法で細胞が同定できないかと模索しているところである。そして細胞内に電極を刺して記録する事であるが、めくら刺しで-50-60mV位の静止電位を確認できたので細胞の同定ができれば細胞内記録は可能と思える。さらに刺激の方法等が以前の実験とはまったく異なるので、今までのカエル神経筋での終板電位の記録の時の方法がそのままでは使えず、AD変換器の改造と、そのための新しいプログラムを作成中である。
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