1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11875023
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Research Institution | 神戸商船大学 |
Principal Investigator |
佐野 幸雄 神戸商船大学, 商船学部, 教授 (40029517)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿部 晃久 神戸商船大学, 商船学部, 助教授 (50221726)
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Keywords | 非定常衝撃跳躍 / 衝撃波 / 非定常波 / 保存式 / ユゴニオ跳躍式 |
Research Abstract |
フッカリチウム単結晶と石英の衝突面で予測する粒子速度-時間履歴がそれらの界面で測定した電流-時間履歴に一致するように,非定常平面波頭内のモデル化したひずみ波に含まれるパラメータを推定した.0≦t≦T及び領域0≦x≦ζ(t)においてモデル化した時間非依存ひずみ波形に対する式は,ε-ε_0=δ(τ)(1-ξ)^<r >,δ(τ)=(ε_1-ε_0){a(κ-τ)^s+b},a={(κ-1)^s-κ^s}^<-1>,及びb=κ^s{κ^s-(κ-1)^s}^<-1>である.ここでxは空間座標,tは時間,ζ(t)は波頭先端の位置,ε_1-ε_0はτ=1での振幅を表し,またξ=x/ζ及びτ=t/Tである.質量保存式を用いて,ひずみ波に対する式を粒子速度波に対する式に,運動量保存式を用いて,ひずみ波に対する式を応力波に対する式に変換した.非定常平面波頭に対しては,ひずみ波に対する式,粒子速度波に対する式,応力波に対する式は相似でない.故に非定常平面波頭に対する跳躍はランキン-ユゴニオの跳躍(定常波頭に対する跳躍)と異なる.この時間非依存ひずみ波形に対してパラメータ値をκ=10,s=20,r=0.7と決定した.このとき,ランキン-ユゴニオの跳躍で正規化した界面での粒子速度と応力の跳躍,即ちτ=1での[u]_Rと[σ]_R,はそれぞれ約0.77及び約0.56であった.次に,モデル化した時間依存ひずみ波形に対する式はε-ε_0=δ(τ)(1-ξ)^<r(τ)>である.この時間依存ひずみ波形に対してパラメータ値をκ=10,s=20,r=-0.1_τ+0.8と決定した.このとき,τ=1での[u]_Rと[σ]_Rはそれぞれ約0.8及び約0.66であった.両ひずみ波形とも,非定常波頭に対する跳躍はランキン-ユゴニオの跳躍と大きく異なることを示した.
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Research Products
(1 results)