1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11875118
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
河村 廣 神戸大学, 工学部, 教授 (70031119)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀧澤 重志 神戸大学, 工学部, 助手 (40304133)
谷 明勲 神戸大学, 自然科学研究科, 助教授 (50155199)
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Keywords | 環境負荷 / 構造性能 / 遺伝的アルゴリズム / 知的システム / ファジィネットワーク / 部材リユース / 振動制御 / マルコフ連鎖 |
Research Abstract |
本年は下記のサブテーマについて以下のような成果を得た。 1.地球環境の視点からの建築資源の物流循環システムの解明と評価 天然自然から、素材、部材、建築、そしてリサイクル、リユース、廃棄に至る物流循環システムをマルコフ連鎖として構築し、二酸化炭素排出量、エネルギー消費等の環境負荷性能を評価項目として、本循環システムの最適化をGA(遺伝的アルゴリズム)を用いて図り、部材リユース過程の意義を明らかにした。 2.環境共生と力学的評価を充足する建築構法システムの開発 地震動に適応する構造システムを目指し、応答変位、アクチュエーターのストロークと制御力を性能評価項目として、ファジィ最大化決定による知的システムに、ファジィ制御という反射システムをGAを用いて最適化を可能とするハイブリッド型のアクティブ制御システムを構築した。本システムは特に、直下型地震のように突発的な地震動の卓越する場合に有効性を発揮することを示した。 3.環境負荷を考慮した建築構法計画システム開発 エネルギー消費、CO_2、NO_x、SO_x排出量の環境負荷、および、耐用年数、階数などを性能評価項目とする、鉄筋コンクリート、鉄骨鉄筋コンクリート、鉄骨造、木造の各種構造材料の選定を行うファジィネットワークを構築し、そのインテリジェントな解法と結果を提示した。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 稲田隆一: "マルコフ連鎖,及び,遺伝的アルゴリズムを用いた建築資材循環システムの最適設計"第22回情報・システム・利用・技術シンポジウム論文集. 265-268 (1999)
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[Publications] 三井達雄: "建築構造物のハイブリッド知的アクティブファジィ制御システム"第22回情報・システム・利用・技術シンポジウム論文集. 237-240 (1999)
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[Publications] Atsuhide Iwata: "Intelligent Fuzzy Network for Optimal Building Construction Types Harmonized with Environment"Proceedings of Asian Fuzzy Systems Symposium 2000. (発表予定). (2000)