2000 Fiscal Year Annual Research Report
光学活性大環状配位子を含む遷移金属錯体による生体関連物質の認識
Project/Area Number |
11875201
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Research Institution | Kochi University of Technology |
Principal Investigator |
小廣 和哉 高知工科大学, 工学部, 助教授 (60170370)
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Keywords | フェナントロリン |
Research Abstract |
合成目的である光学活性大環状配位子のビルディングブロックの一つである2,9-ビス(2-ヒドロキシエチル)-1,10-フェナントロリンの合成を試みた.すなわちネオクプリンを出発物質とし,N-クルロロスクシンイミドと反応させヘキサクロル体へと導いた.これをメタノール/濃硫酸と反応させ2,9-ジメトキシカルボニル-1,10-フェナントロリンとした.さらにこの化合物を還元・塩素化・シアノ化し,2,9-ビス(シアノメチル)-1,10-フェナントロリンを合成した.今後,エステル化・還元して,ビルディングブロックである2,9-ビス(2-ヒドロキシエチル)-1,10-フェナントロリンへと導く予定である.
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