2000 Fiscal Year Annual Research Report
エンバクの冠さび病抵抗性遺伝子ファミリーのクローニング
Project/Area Number |
11876010
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
眞山 滋志 神戸大学, 農学部, 教授 (00112251)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土佐 幸雄 神戸大学, 自然科学研究科, 助教授 (20172158)
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Keywords | エンバク / 抵抗性遺伝子 / ファイトアレキシン |
Research Abstract |
昨年に引き続き、エンバクの病害抵抗性発現の初期認識遺伝子-抵抗性遺伝子-をクローニングするため、既報のセリン・スレオニンキナーゼ保存領域を参考に新たなプライマーをデザインし、PCR増幅を行った。得られたバンドをプラスミドにクローニング後、シークエンスを行ったが、最終的に目的の断片は得られなかった。 一方、エンバクの病害抵抗性における後期発現遺伝子のクローニングを試みたところ、ファイトアレキシン(Avenanthramide)合成に関与する鍵酵素CCoAOMTおよびHHTの遺伝子を得ることに成功した。CCoAOMT遺伝子はサブトラクション法により、HHT遺伝子はdegenerate primerを用いたPCR法により得た。前者はalfalfa,parsleyなどのCCoAOMT遺伝子と、また後者はcarnationのHCBT遺伝子とそれぞれアミノ酸レベルで約80%,40%の相同性を有していることが判明した。また、クローニングされたHHT遺伝子を大腸菌で発現させたところ、粗抽出タンパク質中に有意なHHT活性が検出された。
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