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1999 Fiscal Year Annual Research Report

アンドロジェンの作用評価系の確立

Research Project

Project/Area Number 11877026
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

脊山 洋右  東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90010082)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 内島 泰信  東京大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (90272426)
久保田 俊一郎  東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (00260480)
Keywordsハーダー腺 / アルキルジアシルグリセロール / モニター系 / アンドロジェン / ゴールデンハムスター / フルタミド / テストステロン
Research Abstract

ハーダー腺は眼窩に位置する外分泌腺であり、齧歯類で発達している。多量の脂質を合成し分泌する。ゴールデンハムスターでは腺の主要な分泌脂質は1-アルキル-2,3-ジアシルグリセロール(ADG)であり、その組成に顕著な雌雄差が見られる。この雌雄差はアンドロジェンにより調節されていることから、この性質を利用して、生体に作用するアンドロジェンおよび阻害剤の効果をモニターすることを試みた。
去勢した雄ゴールデンハムスターにテストステロン(T)および抗アンドロジェンであるフルタミドを投与し、ハーダー腺分泌液の脂質組成の変化とSBCAD及びIVDの活性を測定した。分泌液はTLCにより分析した。去勢雄のSBCAD及びIVDの活性は通常の雄に比べて低い値であったが、T投与により活性は経時的かつ濃度依存的であった。しかし、テストステロンと同時にフルタミドを投与した場合、酵素活性の誘導は抑えられ、ADGの組成には変化が見られなかった。
以上の結果、ゴールデンハムスターのハーダー腺の分泌液に含まれる脂質の組成をTLCによりモニターすることにより、生体へのアンドロジェンおよび抗アンドロジェン剤の作用を非侵襲的かつ経時的にモニターすることが可能であり、アンドロジェン受容体を介した作用のモニターに対して有効な方法であることが示された。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 日田安寿美: "脂質組成の分析による抗アンドロジェン作用のモニター"脂質生化学研究. 41. 287-290 (1999)

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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