1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11877082
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
上阪 等 東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (00251554)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮坂 信之 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (30157622)
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Keywords | T細胞抗原受容体 / 主要組織適合性抗原 / リコンビナント蛋白 |
Research Abstract |
BCGペプチドを認識するヒトT細胞クローンとして樹立したクローンのうち3つは、HLADRB1405拘束性にコネキシンという自己抗原由来のペプチドも認識するαβT細胞であった。このクローンを自己免疫疾患を抑制するペプチドの探索のモデルとして用いるために、3つのT細胞クローンから、それぞれTCRA、BcDNA遺伝子を単離した。それぞれのクローンは全く異なったTCRB遺伝子、TCRA遺伝子を使用し、V遺伝子ファミリーも異なっていた。これらの遺伝子を用いて、、リンカーペプチドを介して直列につながる遺伝子を構築すた。この遺伝子の末端には、c-mycのタグを付加した。この遺伝子をもつベクターをバキュロウイルスに組み込んで、Sf9細胞で発現させて培養上清に組換えTCR蛋白を得て、発現蛋白を、抗c-myc抗体カラムで精製すしたところ、SDS-PAGEで一本のバンドに泳動される蛋白を得た。 さらに、T細胞クローンが認識するHLADR分子をもつB細胞株から、HLADRA(α)鎖、HLADRB(β)鎖cDNAを単離して、リンカーペプチドを介して直列につながる遺伝子を構築すした。この遺伝子の末端には、ヒスチジンのタグを付加して、同様にバキュロウイルスに組み込んで、昆虫細胞で発現させて培養上清に組換えTCR蛋白を得た。産生された蛋白を、ニッケルカラムで精製したところ、やはりSDS-PAGEで一本のバンドに泳動される蛋白を得た。精製したHLA分子と合成抗原ペプチドを混合し、リコンビナントMHC/抗原ペプチド複合物を得ることができる。
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[Publications] McColl GJ, Kohsaka H, Szer J. and Wicks IP: "High dose chemotherapy and syngeneic haematopoietic progenitor cell transplantation for severe,seronegative rheumatoid arthritis."Annals of Internal Medicine. 131,Oct 5. 507-509 (1999)