2000 Fiscal Year Annual Research Report
TH遺伝子を導入したヒト羊膜細胞を用いたパーキンソン病に対する細胞移植治療
Project/Area Number |
11877110
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
北村 伸 日本医科大学, 医学部, 助教授 (40161492)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
望月 秀樹 順天堂大学, 医学部, 講師 (90230044)
右田 真 日本医科大学, 医学部, 講師 (50256963)
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Keywords | 羊膜細胞 / パーキンソン病 / 細胞移植治療 |
Research Abstract |
難治性神経変性疾患であるパーキンソン病に対する治療法は未だに確立していない。ヒト羊膜は発生学的には外、中、内胚葉に分化する以前の胎生8日目に胚盤葉上層より生じ、免疫学的にも幼弱であり同種移植により急性拒絶反応を惹起しない組織である。我々はヒト羊膜細胞にレトロウイルスベクターを用いてドーパミン産生における補酵素であるチロシンハイドロキシラーゼ(TH)遺伝子を導入してドーパミン産生能を高めた上で細胞移植する方法を確立した。我々は治療用遺伝子THとマーカー遺伝子GFPを組み込んだレトロウイルスベクターを作製した。これらのウイルスベクターを用いてヒト羊膜細胞に遺伝子導入が可能であることを確認した。さらに遺伝子導入した羊膜細胞をラットの脳に定位的移植術を行ない中枢神経系での遺伝子の発現を確認した。
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