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2000 Fiscal Year Annual Research Report

麻痺肢への閾値下電気刺激法による促通現象の基礎研究

Research Project

Project/Area Number 11877245
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

藤居 徹  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (70302122)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 澄子  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (30302102)
市江 雅芳  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20193427)
半田 康延  東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 教授 (00111790)
Keywords機能的電気刺激 / 治療的電気刺激 / 促通現象
Research Abstract

平成12年度は、11年度に開発した測定系・解析系を用いて、麻痺疾想よりデータ採取および解析を行った。また、患者へは充分なインフォームド・コンセントを行った。
対象は、60歳男性の片麻痺1例であり、以下の方法で解析した。
麻痺側の足関節背屈動作における等尺性収縮時の筋張力と筋電図を、閾値下電気刺激を条件として測定した。すなわち、電気刺激前と電気刺激中および電気刺激後に同じ運動課題で行った。電気刺激は、総腓骨神経に対して、前脛骨筋の誘発筋電位が見られない強度に設定した。そして、同筋からの筋電図を針電極により採取した。
そして、そのデータをDecomposition法により、筋電解析を行い、運動単位リクルートメント変化を解析した。運動単位リクルートメント分析は、各運動単位のリクルートメント閾値と発火頻度を算出し、各条件下での変化をみる。
結果は、電気刺激により筋張力の増加と発火頻度の増加がみられた。リクルートメント閾値は変化しなかった。また、この変化は、電気刺激終了後もしばらく続いた。
以上の結果は、閾値下電気刺激が脊髄中枢神経に促通的に作用したと考えられる。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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