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1999 Fiscal Year Annual Research Report

遊離組織の機能回復に関する基礎的研究-特に膝再建靭帯の機能発明時期および機能回復期を確認する方法ー

Research Project

Project/Area Number 11877253
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

生田 義和  広島大学, 医学部, 教授 (60034005)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 出家 正隆  広島大学, 医学部・附属病院, 医員
杉田 孝  広島大学, 医学部, 助教授 (40235883)
Keywordsアンドロゲンレセプター / 男女性差 / 膝靭帯 / 免疫染色
Research Abstract

実験1:ヒト膝関節内組織
男性女性の各々のインホームド・コンセントの得られた前十時靭帯(ACL)損傷患者に対して、ACL再建時遺残ACLと再建に用いる半腱様筋腱を採取した。さらに再建患者の再鏡視時にもインホームド・コンセントを得て、再建ACL組織を一部採取した。
現在遺残ACLおよび半腱様筋腱を男女ともに3例ずつ、再建靭帯を男女5例ずつ採取した。
各々の組織を抗アンドロゲンレセプターにて免疫染色しているところである。
結果)遺残ACLや半腱様筋腱には、男女で差があるようであるが、免疫染色の発現が、明確にできていない。また、再建靭帯では、免疫染色の発現が不確実である。このため、今後再鏡視時期などを考慮して症例を重ねて検討を続ける予定である。
実験2:動物実験
7週齢のWyster ratの雄・雌を実験動物とした。予備実験として、抗アンドロゲンレセプター抗体陽性細胞の局在を確かめるために行なっている。3匹ずつの雄と雌の膝関節から前十字靭帯、内側側副靭帯、膝蓋靭帯、半腱様筋腱、半月板と軟骨を採取した。これらを、実験1と同様に抗アンドロゲンレセプターにて染色し、雄・雌での局在を明確にしつつあるところである。
結果)雄・雌による免疫染色の差は、軟部組織で認められているが、局在に最も差がある組織が明確でない。今後は、軟部組織を重点に予備実験を行ない、最も局在のある組織を用いて、自家移植し、アンドロゲンレセプターの発現時期を観察する。これらの結果より細胞機能発現時期を明確にできるものと思われる。

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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