1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11877297
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
高村 浩 山形大学, 医学部・附属病院, 講師 (10197204)
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Keywords | 眼瞼腫瘍 / 眼窩腫瘍 / 3次元構築 / パーソナル・コンピューター |
Research Abstract |
今年度はパーソナル・コンピューターを購入・設置して実際に眼瞼および眼窩腫瘍症例の顔写真やCT・MRI写真を取り込んだ。それを基にして眼瞼腫瘍の切除範囲や眼瞼形成のデザインを行い、実際の手術時所見と比較検討した。そのように検討した3症例の結果を第17回日本眼腫瘍研究会(1999年9月25日 大宮市)で「局所麻酔で眼瞼形成術を施行した眼瞼悪性腫瘍の3例」として発表した。また眼窩腫瘍では視神経を圧排しているMRI像を解析し、前方アプローチの手術にて全摘出し、術後視力障害などがみられなかった孤立性線維性腫瘍の1例に対し、病理組織学的および免疫組織化学的検討も加えて第53回日本臨床眼科学会(1999年10月8日 東京都)で「眼窩に生じた孤立性線維性腫瘍の1例」として発表した(共同演者)。また眼窩腫瘍の統計学的検討も行い、第23回日本眼科手術学会(2000年1月28日 名古屋市)で「山形大学眼科における過去14年間の眼窩悪性リンパ腫の集学的治療の成績」として発表した。また原著として「眼窩腫瘍の治療戦略-山形大学眼科におけるretrospective study-」、「山形大学眼科における過去14年間の眼窩悪性リンパ腫の集学的治療の成績」および「Immunohistological observation of orbital solitary fibrous tumor」を日本眼科学会雑誌とJapanese Journal of Ophthalmologyに投稿中である。 今年度は眼瞼および眼窩腫瘍症例に対する画像解析は2次元の表現による検討にとどまった。来年度(12年度)はさらに3次元画像解析にむけて検討を重ねたいと考えている。
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