1999 Fiscal Year Annual Research Report
蛍光色素貪食を応用した生体眼抗体標識及び画像化に関する研究
Project/Area Number |
11877299
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
本田 孔士 京都大学, 大学院・医学研究科, 教授 (90026930)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西脇 弘一 京都大学, 大学院・医学研究科, 助手 (90303841)
桐生 純一 京都大学, 大学院・医学研究科, 講師 (80281096)
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Keywords | ラット / 走査線レーザー検眼鏡 / 蛍光標識マイクロスフィア / マクロファージ / 抗P-selectin抗体 |
Research Abstract |
ラットマクロファージヘの蛍光標識、抗体付加を行い、走査型レーザー検眼鏡観察下での抗体の可視化に関する研究を行った。まず、ラット腹腔にチオグリコレートを注入して数日後に腹腔洗浄することにより、活性化したマクロファージを回収した。同時に、蛍光標識したゼラチンから作製したマイクロスフィアをラット血清によってオプソナイズした後、活性化マクロファージ培養液中に加え、マクロファージに蛍光標識マイクロスフィアを貪食させた。こうして得られたマクロファージには3〜6個の蛍光標識マイクロスフィアが貪食されていることが蛍光顕微鏡下で確認できた。さらに、このマクロファージをラットの静脈内に投与したところ、走査型レーザー検眼鏡を用いることにより、生体眼で眼内を循環するマクロファージを蛍光点として観察することができた。以前、抗体を直接蛍光標識したものをラットの静脈内に投与したところ走査型レーザー検眼鏡では蛍光を検出できなかったため、今回はこの蛍光標識マイクロスフィアを貪食させたマクロファージと抗体を結合することにより、生体内での抗体の可視化が可能であるか検討した。抗P-selectin抗体をラット抗体のFc断片を介してマクロファージに結合したところ、P-selectinへの親和性を維持していることが培養系にて確認された。この抗体付加蛍光標識マクロファージをラットの静脈内に投与したところ、走査型レ一ザー検眼鏡によって蛍光点として観察でき、またこの蛍光点は、免疫染色にて抗P-selectin抗体を結合したマクロファージであることが確認された。今後、この抗体付加蛍光標識マクロファージを用いて、網膜血管内皮上にP-selectinを発現するモデルにおいて、そのモデルでのP-selectinの発現の時間的、空間的な評価が可能かどうか検討する予定である。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Tsujikawa A,Kiryu J,Nonaka A,et al.: "In vivo evaluation of platelet-endothelial interactions in retinal microcirculation of rats"Invest Ophthalmol Vis Sci.. 40. 2918-2924 (1999)
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[Publications] Tsujikawa A,Ogura Y,Hiroshiba N,et al.: "Retinal ischemia-reperfusion injury attenuated by blocking of adhesion molecules of vascular endothelium"Invest Ophthalmol Vis Sci.. 40. 1183-1190 (1999)
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[Publications] Hiroshiba N,Ogura Y,Sasai K,et al.: "Radiation-induced leukocyte entrapment in the rat retinal microcirculation"Invest Ophthalmol Vis Sci.. 40. 1217-1222 (1999)
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[Publications] Tsujikawa A,Ogura Y,Hiroshiba N,Miyamoto K,Kiryu J,Honda Y.: "Tacrolimus (FK506) attenuates leukocyte accumulation after transient retinal ischemia"Stroke. 29. 1431-1437 (1998)
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[Publications] Tsujikawa A,Ogura Y,Hiroshiba N,Miyamoto K,Kiryu J,Honda Y.: "In vivo evaluation of leukocyte dynamics in retinal ischemia reperfusion injury"Invest Ophthalmol Vis Sci.. 39. 793-800 (1998)
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[Publications] Yasukawa T,Kiryu J,Tsujikawa A,et al.: "Quantitative analysis of foveal retinal thickness in diabetic retinopathy with the scanning retinal thickness analyzer"Retina. 18. 150-155 (1998)