1999 Fiscal Year Annual Research Report
光ファイバーを応用した微小部位におけるレーザー光変位計測機器の開発
Project/Area Number |
11877336
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
西村 文夫 東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (10013856)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本村 一朗 東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (60272598)
中村 秀雄 東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (60172425)
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Keywords | 光ファイバー / レーザー光 / 変位計 |
Research Abstract |
歯科精密鋳造を行うにあったって金属の鋳造収縮の補償方法として埋没材の硬化拡張と熱膨張を埋没材外部から計測し内部で発生している機構を推測しているにすぎない.そこで光ファイバーによる計測法を本研究において試作し,埋没材の内部からの直接的な膨張および変化を推測しようとするものである.しかし,従来の膨張測定は実際の鋳造とは異なる試験片を用いて測定している.そこで今回は同じ条件でデータを取るために以下の装置を考案した. 臨床で用いている鋳造リングでの加熱膨張を測定するため,市販の電気炉の上部に穴をあけこの穴を通した石英管を媒介として電気炉の外部から加熱膨張を測定することを考案した.計測の手順としてまず鋳造リング内に急速加熱型埋没剤を満たし非接触変位計を用いて硬化膨張の測定を行なった.次に硬化膨張を測定し終わった直後に700℃に加熱した電気炉内に硬化膨張の測定を修了した埋没剤をいれ,埋没材上部中央に石英管をセットし,電気炉外部より非接触変位計を用いて熱膨張を測定した. 次に,実際に鋳造体の適合精度を計測する目的で作製した金型支台歯上で作製したワックスパターンを用いて鋳造収縮率を測定した.ワックスパターンは作成後24時間以上室温に放置し内部応力を解放した後,埋没直前に金型に戻し適合精度を計測した.埋没から鋳造までの間に前述の方法により硬化膨張および加熱膨張を測定した.鋳造体は机上放冷したの後金型に戻し適合精度を測定した.
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