2000 Fiscal Year Annual Research Report
マルチメディア系ソフトをもちいた臨床教育ファイリングシステムの構築
Project/Area Number |
11877402
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
平出 敦 大阪大学, 医学部・附属病院, 講師 (20199037)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 浩司 大阪大学, 医学部・附属病院, 助手 (60304060)
吉矢 生人 大阪大学, 医学部・附属病院, 教授 (80028505)
笠原 彰紀 大阪大学, 医学部・附属病院, 助教授 (70214286)
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Keywords | 医学教育 / 臨床実習 / コンピュータネットワーク / WWW / EBM |
Research Abstract |
この研究プロジェクトでは、教育用ファイリングシステムを、臨床実習とリンクして構築することをめざした。総合診療部の臨床教育プロジェクトとして、平成10年度より立案され、現実に臨床実習に役立っている。補助金により、平成11年度に、ファイルを収納するNTサーバコンピュータと、WWWクライアントシステムを用いてLANを組んで、学生の作品をコンピュータネットワーク上に、収納する骨格を構築した。平成12年度には、システムを拡張して学生10人〜12人を単位とする実習に充足可能な設備の整備をおこなった。特に、クライアントシステムを拡充した。また、端末の機能を効率化して、どのコンピュータからも検索ソフトへのアクセスが容易な環境を作り、メドラインやコクランライブラリへのアクセスを可能とした。さらに、平成11年度までは、サーバコンピュータでのみ学生が作成した作品を入力できなかった環境を、改善して、平成12年度からは、どのクライアントコンピュータからも入力を可能なシステムとした。このようにシステムを充実させるだけでなく、実習内容についても平成12年度には、新しい発展を実現することができた。従来、特殊救急部で経験した症例のみを作品の対象としていたが、平成12年度からは、内科・外科各科を横断してクラークシップを導入したことを受けて、クラークシップ中に経験した症例を基本に、学生が検討をおこなった。また、検索のための実習も充実させることができ、作品の質も向上している。システム構築から、Evidence-based Medicineにもとづく検索の指導、入力指導、コンピュータ操作指導などを分担するとともに、最終日には、総合診療部のスタッフ全員が集まり、学生のプレゼンテーション能力や質疑応答の能力開発をおこなった。今後、全学的LANへの拡張をめざす。
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[Publications] 平出敦,山本浩司,笠原彰紀,冨田奈留也,中島利江,吉矢生人: "時間外診療:医学生・研修医指導の問題点"総合診療. 49・7. 1958-1962 (2000)
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[Publications] 山本浩司,平出敦,冨田奈留也,根来伸治,伊藤彰彦,笠原彰紀,吉矢生人: "大阪大学医学部における卒前教育期間中の学生の実習経験の実態"医学教育. 31・1. 17-21 (2000)