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1999 Fiscal Year Annual Research Report

Gender的視点で考える看護

Research Project

Project/Area Number 11877425
Research InstitutionMie University

Principal Investigator

小島 照子  三重大学, 医学部, 助教授 (70225431)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中野 正孝  三重大学, 医学部, 教授 (00114306)
池田 浩子  三重大学, 医学部, 講師 (60243086)
櫻井 しのぶ  三重大学, 医学部, 助教授 (60225844)
Keywords女性性 / 男性性 / 看護 / 性役割意識 / 性役割 / 性役割スケール
Research Abstract

性役割意識スケール開発のための基礎として、10代〜60代の520人を対象とした質問紙調査を実施した。調査は、「女性」・「男性」という言葉から抱くイメージを自由記載してもらう形式とし、「女性」に関しては2078word、「男性」は1854wordが挙げられた。これら記載されたwordすべてについて検討を加え、同じ言葉を単純集計した結果、「女性」に関しては192の言葉が、「男性」関しては201の言葉が抽出された。
「女性」に関するもので多く挙がったのは、優しい、温かい、美しい、弱い、柔らかいであり、これらは従来から女性性を表す言葉として認識されていたのものであった。しかし、心・芯は強いという言葉は95にのぼり、従来には見られなかった女性性の概念として挙がってきている。また、母親、子育て、出産という従来から女性が担うとされてきた性役割に関連したものは173見られ、女性=母性というイメージが根強く支持されていることが判った。しかし、20代の対象者からは、社会進出、キャリアウーマンなど社会と関連づけた概念が挙げられてきている。「男性」に関しては、たくましい、強い、頼りになるの3つの言葉が多く挙げられていた。これらは、従来の男性性を表現したものと一致している。しかし、芯は弱い、気が弱いなど精神的な弱さを表現した概念の言葉が50以上も見られた。また、「女性」では母性に関連したイメージが多く挙げられたが、父性に関しては低い値でしかなかった。
現在、以上の質問紙調査の解析より明確となった、現代の日本における女性性・男性性を表す言葉を基に作成した性役割スケールを使用し、その信頼性・妥当性を検討するためのアンケート調査を実施している。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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