2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11877429
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University of Health Sciences |
Principal Investigator |
下平 唯子 東京都立保健科学大学, 保健科学部, 講師 (70259141)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神保 会理 東京都立保健科学大学, 保健科学部, 助手 (90269514)
飯田 恭子 東京都立保健科学大学, 保健科学部, 教授 (80289967)
岡部 聡子 東京都立保健科学大学, 保健科学部, 教授 (60112554)
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Keywords | 山谷 / 路上生活者 / 健康観 / 保健行動 / GHQ(一般健康調査質問紙) |
Research Abstract |
アンケート作成のためのフィールド観察と面接調査 2001年1月から6月まで隅田川河川敷での生活の様子を観察し、2名の方に聞き取り調査を行った。 本調査:2001年7月から12月まで 調査対象者:隅田川河川敷で簡単なブルーシート小屋を作り生活している男女 調査内容:身体的健康状態、GHQ、保健行動、健康観、個人特性など データ収集方法:隅田川白髭橋から吾妻橋の区間のうち台東区側で生活している人を個別に訪問し、その場でアンケート用紙を用いて面接調査を行った。 結果 (1)面接対象者:93名(総対象者数の60%)、男性:87名、女性:6名(2)平均面接時間:68分(15-480) (3)平均年齢:56.5歳(SD:7.82)男性のみ:56.6歳、女性のみ:54歳 (4)出身地(男性):東北(22%)、東京(20%)、関東(17%)、九州(13%)、北海道(12%) (5)平均路上歴:66.7ヶ月(総数)、30.7ヶ月(女性のみ) (6)隅田川河川敷での平均生活歴:39.1ヶ月(総数)、29ヶ月(女性のみ) (7)現金収入:80%に収入あり(n=71)(8)飲酒率:70.6%(n=92)(9)喫煙率:84.5%(n=71) (10)精神的健康状態:GHQ総得点平均は7.75(5点以下は健康状態)6点以上(何らかの問題ありと認められる)の者:64% 各要素である身体的症状、不安と睡眠、社会的活動障害、うつ傾向はいずれも軽度の症状を示した。
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