1999 Fiscal Year Annual Research Report
青・壮年期血液透析患者の自己概念に関わる看護婦の援助に関する研究
Project/Area Number |
11877435
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Research Institution | Yamanashi College of Nursing |
Principal Investigator |
林 一美 山梨県立看護大学, 看護学原論, 講師 (30279905)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古屋 洋子 山梨県立看護大学, 短期大学部, 助手 (80310514)
仲沢 富枝 山梨県立看護大学, 短期大学部, 助教授 (20279897)
小野 興子 山梨県立看護大学, 短期大学部, 教授 (50279890)
中村 貴子 山梨県立看護大学, 看護学部, 助手 (60279916)
金子 道子 山梨県立看護大学, 短期大学部, 教授 (60091120)
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Keywords | 青・壮年期血液透析患者 / 自己概念 / 質的研究 |
Research Abstract |
青・壮年期血液透析患者の自己概念に関わる看護婦の援助を分析し,患者の自己概念に関する援助の体系化・理論化を目指して,以下の2点について検討した. 1.自己概念の理論構築に関する学習:自己概念に関する日本及びアメリカの文献の検討を行ない,看護における理論的背景や透析患者の自己概念に関する日・米の研究の範囲を明確にした 2.研究の方法論の検討:社会心理学の「シンボリック相互作用論」関連の文献について,メンバー全員で抄読会を行い,本研究テーマに引きつけて研究の具体的方法,データ収集及びデータ分析に関して理論的裏付けを明確にするとともに,研究方法の妥当性の検討を行った (1)データ収集:研究者の主観的判断に偏らないための方法として,研究者自身のデータ収集能力の向上を図るための方法や面接方法としてトライアンギュレーションの方法について検討した (2)データ分析:本研究は,研究者自身の主観を客観的にデータ化することが必要となる.本研究の知見が科学的知識となるために,看護者にとって共有化・同一化された感情の存在を確認できることが必要となる.データ分析は妥当性・信頼性を得るために,研究者全員で行うこととする.
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