1999 Fiscal Year Annual Research Report
モバイル機器を利用した学習活動のマルチメディア化に関する研究
Project/Area Number |
11878034
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Research Institution | Mukogawa Women's University |
Principal Investigator |
濱谷 英次 武庫川女子大学, 文学部, 教授 (60198801)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野 賢太郎 武庫川女子大学, 共通教育部, 助教授 (50268538)
中植 雅彦 武庫川女子大学, 文学部, 教授 (20237209)
宮本 紘平 武庫川女子大学, 文学部, 教授 (30085211)
岡田 由紀子 武庫川女子大学, 情報教育研究センター, 助手
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Keywords | マルチメディア / モバイル機器 / 授業改善 / 学習支援環境 |
Research Abstract |
平成11年度は3年計画の初年度であるため、、調査が主な活動となる。具体的な内容は以下の通りである。 1.学習活動に役立つモバイル機器の調査 2.学習用具としてのコンピュータに対する学生の意識調査 3.学生が期待する学習場面についての意識調査 4.学生が置かれている学習場面の実態調査 1.については、市販の情報機器について機能を比較した結果、「ICレコーダー」、「電子手帳」、「ハンドヘルドPC」、「薄型ノートパソコン」、「ペン入力型携帯端未」を候補とした。これらについて、共同研究者各自が一定期間使用し、学生用モバイル機器としての可能性を検討したが、ICレコーダーと薄型ノートパソコンが、携帯性・操作性・機能面・価格面で優れており、学生用モバイル機器の候補となり得るとの結論を得た。特に、薄型ノートパソコンはCCDカメラが装備されているため、マルチメディア情報の記録に適している。 2〜4.の調査については、平成11年秋に本学の学生約600名を対象にアンケート調査を実施した。集計結果の主要な点は、 ・ほぼ全員に近い学生がパソコンを利用しており、その殆どか大学で使っている。 ・利用内容は、文書作成、電子メール、ホームページ検索が各々6割以上を占める。 ・約3分の1の学生はノートパソコンを所有している。 ・受講経験のある授業の形態は、実践体験学習、黒板中心の授業が各々7割を占める。 ・ビデオやマルチメディア機器などを利用した授業も約6割の学生が経験している。 ・学生の8割はノートで授業の記録を取っている。 ・7割近い学生は、ノートパソコンなどか授業に役立つと考えている。 このように、モバイル機器の利用と学習効果についての研究に寄与する知見か得られた。
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