女性・少女マンガを素材とする異文化理解教育の方法開発

2000 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 11878039
• Research Institution: Kyushu University
• Principal Investigator: 因 京子 九州大学, 留学生センター, 助教授 (60217239)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 日下 みどり 九州大学, 比較社会文化研究院, 教授 (70253523) ; 松村 瑞子 九州大学, 言語文化研究院, 助教授 (80156463)
• Keywords: 主題分析 / 表現手法分析 / 言語分析 / コース・デザイン / 女性と社会 / 家族問題 / ポライトネス・ストラテシー / 感覚的表現

Research Abstract

平成12年度は、平成11年度に続き、資料収集と教材化に向けた作品の選定、選定した作品を用いた教材の試作と試用を行なう一方、海外におけるマンガの受容についての調査も継続して行なった。
(1)資料の収集と分類:平成12年4月〜9月
昨年収集した資料の整理
資料収集と整理。会社で働く女性、女性の社会進出と並行して起こった家庭環境の変化、少女と女性特有の成長と心理、など、日本社会の理解につながる幾つか主題に沿って、教材化に適当と思われる作品を選定した。
(2)選定した作品の分析及び教材化と試用:平成12年10月〜平成13年3月
作品の主題分析、言語的分析に基づいてタスクを作成し、留学生センターの日本語コースで試用した。
(3)マンガの受容についての調査
台湾、韓国、香港、中国、タイ、フランスなど、海外におけるマンガの出版事情、日本マンガの受容などについての調査を行なった。
(4)以上の活動について発表するための準備を行なった。