1999 Fiscal Year Annual Research Report
有機スズ化合物によるインポセックスの発現機構の解明と検出指標の開発に関する研究
Project/Area Number |
11878095
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Research Institution | Tokyo University of Pharmacy and Life Science |
Principal Investigator |
三浦 卓 東京薬科大学, 生命科学部, 教授 (70013323)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉見 立也 東京薬科大学, 生命科学部, 助手 (30277256)
高橋 滋 東京薬科大学, 生命科学部, 助手 (10266900)
高橋 勇二 東京薬科大学, 生命科学部, 助教授 (20154875)
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Keywords | イボニシ / トリブチルスズ / 神経節 / アロマターゼ / エストラジオール |
Research Abstract |
1.これまでに明らかにされていなかったイボニシの頭部の切片について神経線維を染色し、神経節の存在部位と立体構造を明らかにした。 2.神経節へのトリプチルスズの作用機構を解明するために、分離した神経節の器官培養法を確立した。 3.イボニシの性分化機構を明らかにするために、,雌雄の神経節、卵巣と精巣からRNAを抽出して性特異的に発現している遺伝子の検索を行い、精巣に特異的に発現している遺伝子のcDNAを分離した。 4.エストロゲンの合成を行っているアロマターゼ活性を雌雄の神経節、卵巣、精巣につて測定し、雌の肝臓のミクロソーム画分にアロマターゼ様活性が存在している可能性を明らかにした。また、ホモジネートを用いてエストロゲンとアンドロゲンを測定する方法を確立した。 5.イボニシにトリブチルスズを投与して実験的にインポセックスが発症することを確認し、試料を採集した。
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