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1999 Fiscal Year Annual Research Report

クローン動物作出のための移植核リプログラミング因子の同定と解析

Research Project

Project/Area Number 11878169
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

笠井 憲雪  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60001947)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高橋 一広  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (20292427)
三好 一郎  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (10183972)
Keywordsクローン / リプログラミング / メチル化 / demethylase
Research Abstract

体細胞が核移植により遺伝子発現の多様性を取り戻し、初期胚発生を再開できるようになるには遺伝子のリプログラミングが必要である。我々はこのリプログラミングを担う因子の一つとして、ゲノムDNA上のメチルCpGを脱メチル化するdemethylaseの存在を仮定した。初期発生過程において、精子および卵子の両配偶子由来の一部の遺伝子は、4細胞期胚から8細胞期胚にかけてCpGの脱メチル化がおこり、後期桑実胚から胚盤胞の時期にかけて再度メチル化されることが知られている。そこで我々はdemethylaseは初期発生過程において発現時期に差異があると考え、4細胞期胚と桑実胚からmRNAを抽出し、サブトラクション法を用いてdemethylaseを含む新規遺伝子の網羅的探索を計画した。5週齢のBDF1雌マウスにPMSGを5単位腹腔内に注射し、さらに48時間後にhCG5単位を同様に注射することにより過排卵誘発を施し、BDF1雄マウスと交配させた。hCG投与後52時間後に卵管から4細胞期胚を回収し、また桑実胚はhCG投与後70時間後に卵管および子宮より還流法により回収した。回収された初期胚は、mRNA抽出する目的の数に達するまでマイナス80℃のフリーザーで保存した。現在4細胞期胚は337個、桑実胚は89個回収されている。今後はさらに桑実胚の回収を行い合計桑実胚数が300〜400個に達した時点でmRNAを抽出しサブトラクション法を行う予定である。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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