1999 Fiscal Year Annual Research Report
2000年世界人口センサスの方法的展開と社会意義にかんする多面的研究-構造転換期における統計情報と行政情報の接合・総合分析-
Project/Area Number |
11893001
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
濱砂 敬郎 九州大学, 経済学部, 教授 (70039791)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
猪木 武徳 大阪大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (00107111)
松田 芳郎 東京国際大学, 経済学部, 教授 (30002976)
大屋 祐雪 九州大学, 経済学部, 名誉教授 (40037099)
森 博美 法政大学, 経済学部, 教授 (40105854)
森棟 公夫 京都大学, 経済研究所, 教授 (20109078)
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Keywords | 世界人口センサス / センサスの精度 / センサスレジスター / 小地域統計 / 人口センサスの代替法 / データリンケージ / 人口変動 / 人口予測 |
Research Abstract |
本企画研究では、1999年7月と9月に全体会議をもち、またメンバー相互の密接な意見交換によって、平成10年度(科研(c)企画)に編成した4つの研究事項(A01 人口センサスの精度と方法、A02 人口センサスによる小地域分析、A03 人口センサス関連統計のデータリンケージ、A04 人口変動と人口予測)それぞれについて、研究事項と計画研究の研究課題と研究方法を再措定し、研究目的と研究組織を有機的に関連づけた。 また、新たに人口センサスの基本概念(家族・世帯)と調査方法・調査票にかんする計画研究を設定し、国際的な人口移動現象を対応するために、発展途上国の人口変動に関する研究チームを補充することができている。 つぎに、英国、米国や独国における実地調査と最新の情報にもとづき、諸外国の2000年世界人口センサスにおいて、行政→統計レジスターベースのセンサスが調査様式のセンサスに代わって、人口センサスの代替法として試みられている実情を踏まえ、世界人口センサスの内外の政府統計体系にたいする影響の大きさを再確認するとともに、世界人口センサスの準備・実施過程に実時間的な多面的機動的にアプローチする情報体制を整えている。そして、このような総合的な研究課題に機動的に対応するために、関連分野の指導的な専門家と中核的なスタッフが連携した密度の高い目的意識的な実施計画と研究組織が設計できている。
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