1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11894019
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
道端 齋 広島大学, 理学部, 教授 (00111740)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安住 薫 北海道大学, 大学院・薬学研究科, 助手 (90221720)
川村 一夫 高知大学, 理学部, 助教授 (30136361)
星 元紀 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (20012411)
高村 克美 福山大学, 工学部, 講師 (30206883)
和田 洋 京都大学, 大学院・理学研究科, 助手 (60303806)
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Keywords | ホヤ / 分子生物学 / cDNA / ゲノム / クローニング |
Research Abstract |
ホヤには他の多くの生物と比較して、様々な生命現象を解明するために際だって有利な特徴が備わっており、ホヤの特徴を活かした研究から、生物学的にインパクトのある成果が続々と得られている。特に最近では、これらホヤの特徴ある生命現象を司る多数のcDNAが次々とクローニングされ、それらの現象の解明が急速に進んでいる。しかし、それらの生命現象と関与する遺伝子の全体像を展望出来る段階には至っていない。そこで本研究では、ホヤの様々な生命現象の研究を進めていく上での分子生物学的基盤の確立を目的として、ホヤの特徴ある生命現象を担う細胞群に関する「cDNAプロジェクト」とホヤの様々な生命現象を担う遺伝子の全体像を知るための「ゲノムプロジェクト」の推進をめざした企画調査を行い、特定領域研究(B)「ホヤの生体機能解明に向けた分子生物学的基盤の確立」を申請した。 【第一回研究会の開催】 平成11年6月 広島大学において2泊3日で開催する研究会を開催し、研究の現状を解明するとともに、分子生物学的基盤の確立の必要を検討した。 【公開シンポジウムの開催】 平成11年10月 東北大学において上記検討課題の報告と分子生物学的基盤確立の必要性について報告した。なお、シンポジウムの開催に当たっては、関連のある基礎的生物学分野にポスターを配布し、幅広い研究者から本プロジェクトに関する意見の聴取に努力した。 【外国におけるホヤの分子生物学基盤の調査】 平成12年3月道端 齋がイタリア国ナポリ大学理学部に出張し、欧米におけるホヤの分子生物学的研究の状況と生物学全体に占める位置を調査研究した。
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