1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11898024
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
古市 貞一 理化学研究所, 分子神経形成研究チーム, チームリーダー(研究職) (50219094)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大熊 芳明 大阪大学, 細胞生体工学センター, 助教授 (70192515)
三浦 正幸 大阪大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (50202338)
鈴木 利治 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教授 (80179233)
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Keywords | 神経発生 / 神経機能 / 神経変性 / 神経疾患 / 細胞死 |
Research Abstract |
メンバー会合を数回もち、国内外におけるこの分野における研究背景・動向と今後の展望等について論議した。また、以下にあげた対外的な取り組みを積極的に企画して、関連分野における多くの研究者達と交流をもつことで、精力的に調査研究を行った。 国内の関連学会の大会において、当課題のメンバーが中心となってこの分野に関する討議の場を企画提案した。その結果、次の2学会で実現し、いずれも盛会であった。 第22回日本神経科学大会イブニングフォーラム「神経発生と神経変性-相反する現象に働く共通の分子メカニズム」(1999年7月6日、於:大阪アジア太平洋トレードセンター)では5名の演者から最新の研究成果について話題提供をうけて、活発な論議がなされた。 第72回日本生化学会大会シンポジウム「神経発生と神経変性における分子基盤」(1999年10月8日、於:パシフィコ横浜)では5名の演者から主に分子・生化学レベルでの研究成果が紹介され、活発な論議がなされた。 さらに、基盤C課題の一環として国際シンポジウム「Neural Development and Degeneration」(2000年1月22日、於:東大山上会館)を主催した。演者として、国外から5名(アメリカ4名、オランダ1名)、国内から4名の第一線で活躍する若手研究者を中心に招待して、最先端の研究成果の紹介と活発な討論を行った。関東地区のみならず、遠方からの参加者も多く、計87名の研究者・学生が集り盛会で、この取組みでは内容的にもタイムリーであり高い評価を得た。 当研究課題の遂行を通して、当該研究分野が時宜にかない必要不可欠であることが明白となった。今後は、関連研究者による緊密な連係が求められ、期待される成果は国内の研究レベルを高めるとともに当該研究分野の発展に大きく貢献すると結論された。
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