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2012 Fiscal Year Annual Research Report

ドラキシンはその受容体を介したシグナルにより成長円錐の細胞骨格を制御する

Research Project

Project/Area Number 11F01101
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

田中 英明  熊本大学, 大学院・生命科学研究部, 教授

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) GIASUDDIN Ahamed  熊本大学, 大学院・生命科学研究部, 外国人特別研究員
KeywordsDCC / draxin / 遺伝子欠損マウス / netrin / 軸索ガイダンス / ドラキシン / Neogenin / Unc5
Research Abstract

我々の見出した新規軸索ガイダンス分子draxinは分泌型タンパクであるために、その受容体の同定が必須である。これまで脳のcDNAライブラリーを用いた発現クローニングからdraxinの結合する膜タンパク分子を探索したが成功しなかった。次に、draxinの遺伝子欠損マウスの表現型と似る既知軸索ガイダンス分子の受容体や膜タンパクを候補分子として探索した。その結果、netrin受容体と知られるDCCがdraxinのシグナルを伝える受容体の一つであることを明らかにした。DCC遺伝子欠損マウス由来の神経細胞のdraxin感受性は減少し、DCC(+/-)draxin(+/-)ダブルヘテロマウスの脳梁形成はDCC(+/-)とdraxin(+/-)シングルヘテロマウスと比較して著しく阻害されたことから、DCCとdraxinには遺伝子相互作用が存在することを明らかにした。これらの結果から、生体内でもDCCがdraxin受容体として機能すると結論出来た。draxinはnetrinが結合する部位とは異なるDCCの部位に結合し、競合はしなかった。さらに、DCC遺伝子欠損神経細胞のdraxin感受性が完全には消失しないことからDCC以外の受容体が存在すると考えられるが、netrin受容体であるNeogenin、Unc5、DsCAMにもdraxinは結合することを見出した。さらに、draxinはnetrinと直接結合することも見出した。

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Published: 2014-07-16  

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