2011 Fiscal Year Annual Research Report
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11F01202
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
NORI FRANCO 独立行政法人理化学研究所, デジタル・マテリアル研究チーム, チームリーダー
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
NATION PaulDavid 独立行政法人理化学研究所, デジタル・マテリアル研究チーム, 外国人特別研究員
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Keywords | ブラックホール / ホーキング放射 / 量子光学 / 超伝導回路素子 / 量子力学 / 閉じ込められたイオン / 量子真空 / 圧縮状態 |
Research Abstract |
2011年度における私の研究では、パラメトリック・プロセスとしてのホーキング放射およびそれに関連する真空増幅効果の理論的記述を明確にすることにより、自身の研究申請内容に残された課題の枠組みを設定することに焦点が当てられた。実験室においてホーキング放射に類似した現象を発生させる能力は、モード周波数の変調、2つのモードの圧縮状態、そして固定振幅、古典的なエネルギー源の仮定に対し全ての真空増幅過程に一般性があることに依存する。この要因は普遍的には評価されないため、我々は「Reviews of Modern Physics」誌に投稿したレビュー論文でこれらの事実にスポットを当てることにした。この研究は以下にリストされている。さらに、ホーキング放射の回路モデルを使用し、ブラックホールは1次元物体として放射することを提案してきた。この考えは、1次元超伝導SQUID配列におけるホーキング放射の類似現象に関する我々の以前の研究に基づく。ランダウアのアプローチのひとつの応用として、我々は、ホーキング放射が真空への標準三次元放射を仮定して得られるエントロピーより50%大きな値のエントロピーを生成させることを示した。現在、この研究は「New Journal of Physics」誌で論文審査中である。また最後に、超伝導回路素子の動力学を解くための新しい計算の枠組みを開発し、これは将来の研究努力の助けとなるということにも言及しておきたい。我々が開発したプログラムは、量子システム動力学のオープン・ソフトウェアであり、一般者利用が可能なソフトウェアとしては10年ぶりの快挙である。この研究は一般公開されたため世界中の研究者がその恩恵を受けることができ、教室で量子力学を実演する用途に理想的である。この研究は、「Computer Physics Communications」誌に受理され掲載予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2011年度で達成された研究は、申請された研究の構成枠組みに役立つ。以下にリストした研究発表は、JSPS申請にリストされた研究の段階を設定するのに役立ち、目安となる。また我々は、ブラックホールとブラックホールの熱力学的記述を非平衡輸送へと拡張する一次元輸送との関連性に注目してきた。
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Strategy for Future Research Activity |
2012年度においては、2011年度における研究成果をJSPSに申請した研究内容に適用する。特に、DC-SQUID配列導波管により形成される効果的なゆらぎ計測における光子伝播に焦点を当てる予定である。
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Research Products
(5 results)