2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11F01372
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大岡 龍三 東京大学, 生産技術研究所, 教授
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
INDRAGANTI Madhavi 東京大学, 生産技術研究所, 外国人特別研究員
|
Keywords | 温熱快適性 / インドの建築温熱環境 / 現地調査 / アンケート調査 |
Research Abstract |
1)対象となるオフィスを選定し、研究手法を確立させるとともに、研究に必要な機器を整備を行った。 ここでは、(a)エネルギーと快適温度の関係について現在の国際基準と様々なインドの基準の文献調査を行い、今回の調査方法の確立を行った。(b)研究に必要な計測機器(温湿度計・風速計・グローブ温度計)を整備し、その計測精度のキャリブレーションを行った。(c)電子メールと電話により、インドの建物の管理者と所有者に連絡をし、対象となるオフィス利用の交渉を行った。(d)熱的快適性のアンケート調査を行うためアンケート票の作成を行った。 2)チェンナイとハイデラバードに行き、インドのオフィスの温熱環境の実態調査並びにアンケート調査を行った。ここでは(a)チェンナイとハイデラバードにおいてそれぞれ数例のオフィスを選定し、1)で準備した計測器を設置し、固定点の連続計測と移動による短期計測を行い、インドのオフィスおける温熱環境の把握を行った。(b)それぞれのオフィス居住者に対して1)で準備をしたアンケート用紙に基づき、アンケート調査を行い、居住者のオフィスの温熱環境に対する主観的評価を明らかにした。このアンケート結果は2000以上の回答に基づき統計的に十分な量を確保している。 3)上記調査結果を論文にまとめ、2012年にイギリスで開催されるWindsor会議、日本建築学会大会学術講演会梗概、国際Journal Building and Environmentにそれぞれ投稿を行った。ただしまだ公表はされていないので学会発表欄には次回記載を行う。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定通り研究は進行している
|
Strategy for Future Research Activity |
さらに現地調査を継続し、長期にわたり温熱環境とそれに対する居住者の主観的評価を明らかにするとともに、インドにおける熱的快適性の基準の策定を行う。
|