2011 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者の個別性に対応したsarcopenia予防の身体活動基準づくり
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11J00333
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
山田 陽介 京都府立医科大学, 医学部・看護学科, 日本学術振興会特別研究員(SPD)
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Keywords | 老化 / サルコペニア / 筋細胞量 / 身体活動量 / 生体電気インピーダンス法 |
Research Abstract |
本研究は、部位別多周波生体電気インピーダンス分光法(S-BIS)による筋細胞量測定と高齢者でも正確に測定できる身体活動量計を用いて、sarcopeniaを予防するのに必要な身体活動量を明らかにすることを目的としている。平成23年度は、大規模な測定を、3つの地域コホートで調査することに重点を置いて研究を実施した。現時点で7,000名を超える測定ができた。さらに、100名の対象者に対して、CTやMRIで内臓脂肪、骨格筋内脂肪、肝脂肪などの異所性脂肪も測定し筋委縮と肥満との相互関連(sarcopnic obesityの実態解明)を調査中である。また、2000年から毎年実施している筋量・体力・身体調査の高齢者コホート(約300名)を継続的に測定し、日常の身体活動の強度・種類・量が筋細胞量の変化に与える影響を縦断研究により明らかにすること、ならびに、健常な高齢者40名に対して、身体活動量を増加させるプログラムの無作為化対照実験を行い、sarcopenia予防効果のあるプログラム開発と効果検証を行うことを実施した。介入の結果、平均で1週間あたり約10,000歩増加させることができていた。さらに、介入方法の工夫で、1週間あたり、15,000歩増加させることも可能であるということも示唆され、15,000歩以上の増加があると、各種体力が3か月間で向上し、sarcopenia予防につながる可能性があることがわかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初の計画を上回る規模での研究が進展していて、特に初年度で当初目標数を軽く超えたことからも、当初の予定よりも非常に早いペースで実施できている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究の新しい展開として、当初計画では、日本人を対象としたsarcopenia予防め身体活動基準作成を目指していたが、フィンランドのヘルシンキ大学のDr.Mikko Bjorkmanとの出会いとその後の打ち合わせにより、共同研究として、私が開発したS-BISと活動量計を用いてフィンランドでも同様に調査することになった。また、今後の課題として、平成25年度にはアメリカ合衆国ウィスコンシン州立大学への留学を考えており、アメリカでも同様の調査を実施し、国際的な基準作成を目指していきたいと考えている。
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[Journal Article] 小中学生における3軸加速度計内蔵活動量計の妥当性の検討ならびに身体活動量が自律神経機能に与える効果2012
Author(s)
山田陽介, 藤林真美, 中江悟司, 海老根直之, 青木好子, 伊藤陽一, 諏佐準一, 池田利勝, 田中宏暁, 小田伸午, 森谷敏夫, 木村みさか
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Journal Title
Peer Reviewed
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[Presentation] 出生体重と体力の関係2011
Author(s)
安方惇, 平野雅巳, 飛奈卓郎, 山田陽介, 永山寛, 安藤創一, 田中守, 清永明, 田中宏暁, 桧垣靖樹
Organizer
九州体育・スポーツ学会第60回記念大会
Place of Presentation
沖縄
Year and Date
20110800
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[Presentation] 睡眠時間とHbA1c高値リスクに関する研究2011
Author(s)
徳田拓己, 安方惇, 三好伸幸, 山田陽介, 田口尚人, 原めぐみ, 中村和代, 南里妃名子, 今泉猛, 坂本龍彦, 新地浩一, 田中恵太郎, 清永明, 田中宏暁, 桧垣靖樹
Organizer
第66回日本体力医学会大会
Place of Presentation
下関
Year and Date
2011-09-17
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[Presentation] Effects of slightly-weighted-shoe intervention on lower limb muscle mass and gait patterns in the elderly : A randomized controlled trial2011
Author(s)
M Ikenaga, Yosuke Yamada, T Yoshida, R Mihara, K Fujii, M Hirano, K Morimura, K Enishi, M Shindo, A Kiyonaga
Organizer
16th annual Congress of the European College of Sports Science
Place of Presentation
Liverpool, UK
Year and Date
2011-07-09
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[Presentation] Aerobic exercise could attenuate the loss of skeletal muscle mass of the hip and thigh during 12-week calorie restriction2011
Author(s)
K Watabe, E Yoshimura, A Hirata, H Kumahara, M Ayabe, T Tobina, Yosuke Yamada, Y Higaki, A Kiyonaga, H Tanaka
Organizer
The 9th International Symposium on in Vivo Body Composition Studies
Place of Presentation
HangZhou, China
Year and Date
2011-05-23
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