2011 Fiscal Year Annual Research Report
介護福祉専門職の離職要因に関するSerial Prevalence Study
Project/Area Number |
11J05126
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
岡田 栄作 北海道大学, 大学院・医学研究科, 特別研究員(DC2)
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Keywords | 介護職員 / 介護職員処遇改善交付金 / 介護報酬 |
Research Abstract |
【背景】介護職員処遇改善交付金制度により、介護職員の処遇が改善されるかと考えられたが、平成22年度の処遇改善額は、月額平均6972円となっており、当初の処遇改善の金額目標に届いておらず、この制度の効果が十分に反映されているとは言い難い現状であった。平成24年度から介護職員処遇改善交付金制度は廃止になり、介護報酬に組み入れられることが決まった。介護報酬は増収の予定だが、介護職員処遇改善交付金で補助されていた分がなくなるため、実質、処遇改善予算は大幅減額となっていることが推察される。そのため、介護職員の処遇問題は課題として残されたまま、結果として、職員の給与が減るという結果を招くことも予想される。本研究では、依然として行われていない、介護職員処遇改善交付金の効果、検証を行いながら、新しく導入された介護報酬の増収は、現場の職員にどのような影響を与えているのか考察する。 【目的】介護職員処遇改善交付金の影響と効果の検証を中心に、現場が望む処遇改善策を明らかにする 【研究実施状況】 北海道老人福祉施設協議会に会員として登録してある特別養護老人ホーム259施設を対象として、抽出基準を設け、50施設を抽出し、その抽出した50施設にアプローチし、その内の10施設でインタビュー調査を半構造化面接で実施する。その後、自記式質問紙票を用いたアンケート調査を行い、質、量の両方の研究デザインで研究内容を検討する。 (1年目)先行研究の吟味、調査協力機関へのアプローチと調査票の作成 (1)先行研究を吟味し、現状の問題点の整理、研究仮説の再検討を行い、その内容を学会発表した。 (2)調査協力機関へ足を運び、研究概要を説明し、協力を得た。 (3)共同研究者と質問項目を吟味し、調査内容を決定した。 (4)セミナーなどでアウトリーチ活動を行い、研究内容を深めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究初年度は、調査実施機関との調整に奮闘し、特に研究のアウトリーチ活動と学会発表に力を入れ、独立して研究課題に対し遂行出来る能力の充実を図った。現在は、基礎論文を執筆中である。
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Strategy for Future Research Activity |
(2年目)インタビュー調査とアンケート調査の実施、結果の整理と論文執筆(1)調査協力機関でインタビュー調査を実施する (2)結果を整理し、得られた知見を学会発表する。 (3)調査協力機関でアンケート調査を実施する。 (4)両方の調査結果を整理し、論文執筆を行う。 (5)得られた結果を調査協力機関に報告する。
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Research Products
(4 results)