2000 Fiscal Year Annual Research Report
重金属コバルトをターゲティングするタンパク質の分子認識機構の解明と応用
Project/Area Number |
12019205
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
小林 達彦 筑波大学, 応用生物化学系, 教授 (70221976)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 義輝 筑波大学, 応用生物化学系, 助手 (00323254)
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Keywords | コバルト / 重金属 / トランスポーター / Rhodococcus |
Research Abstract |
1)コバルトトランスポーター遺伝子とニトリルヒドラターゼ遺伝子を共発現させたRhodococcus rhodochrous ATCC12674形質転換体を、コバルト濃度を0.08,0.4,1mMと各々変えた培地で培養した結果、各々、25.6,20.6,21.4%の回収率でコバルトが菌体内に蓄積回収された。 2)8回膜貫通型のコバルトトランスポーターと(Alcaligenes eutrophus由来の)ニッケルトランスポーターの各トランスメンブレンドメイン領域を入れ替えたキメラを3種作成し、^<57>Co取り込み活性を測定した結果、C末端側のトランスメンブレンドメイン領域よりもむしろN末端側のトランスメンブレンドメイン領域がコバルト輸送に重要であることが示唆された。また、部位特異的変異法実験の結果、第1トランスメンブレンドメイン領域中のHis34をIleに変えた変異体(His34I)は^<57>Co取り込み活性が50分の1に減じ、また、第2トランスメンブレンドメイン領域中のHis74をIleに変えた変異体(His74I)も同様の活性減少を示し、両His残基はコバルト輸送に重要な役割を演じていることが強く示唆された。
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Research Products
(1 results)