2000 Fiscal Year Annual Research Report
キラルな生体分子やアキラルな配分子を用いる金属錯体の不斉集積化
Project/Area Number |
12023209
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
塩谷 光彦 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (60187333)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 健太郎 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (40281589)
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Keywords | 金属錯体 / 集積化 / DNA / 不斉空間 / 超分子 / 分子素子 |
Research Abstract |
本研究は、キラルな生体分子やアキラルな配位子と金属イオンの集積化により、不斉分子認識や不斉誘導を可能にする不斉空間を構築し、自然界にない新しい構造・機能(生物学的機能、機能性素子等)を創出することを目的とし、以下の知見を見いだした。 1.金属錯体を基盤とした金属配位型ヌクレオシドの簡易合成法、および天然型DNAへの導入法を確立することに成功した。 2.特に目的に合わせた金属イオンの空間配列を設計できると考え、人工核酸を導入した一本鎖DNAおよび二重鎖DNAの金属イオンにる会合を検討した。 3.アキラルな配位子と亜鉛イオンや銀イオンを用いて、不斉を有する環状錯体(環状構造や相互嵌入型三次元高分子錯体)を作成し、新しい不斉空間を構築した。 以上をもとに、キラルな生体分子やアキラルな配位子と金属イオンの集積化により、不斉空間を構築する一般的な方法を検討した。
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