2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12039103
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
池田 巧 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (90259250)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北野 浩章 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (20291263)
森口 恒一 静岡大学, 人文学部, 教授 (10145279)
藪 司郎 大阪外国語大学, 外国語学部, 教授 (30014509)
坂本 比奈子 麗澤大学, 外国語学部, 教授 (20205777)
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Keywords | カヴァラン語 / カナカナブ語 / セデック語 / トンサワン語 / ロロ語 |
Research Abstract |
東・東南アジア調整班の共同研究では,昨年に引き続き計画研究代表者間の相互連絡体制の基盤整備を行なうとともに,担当地域の危機言語についての基本情報の集積と相互参照のためのネットーワークを構築することを目的として,東・東南アジアにおいてどのような地域でどのような言語が話され,それが如何なる現状にあるのかを知るための基本情報にアクセスする方法を提示するべく,計画研究代表者各自が担当地域の少数言語について現地調査と情報収集を行なった。現地調査にあたっては,学術的な視点でのデータ収集はもちろんであるが,同時に研究成果の現地への還元を十分に考慮して現地の研究者との共同作業を推進している。収集した資料はできるだけ一次資料に近い形で語彙集または例文集として整理をすすめ,公表可能なものについては本研究の成果報告書として『論集:東・東南アジアの少数言語調査2』を編集中である。そのほかの調査資料も整理の進んだ段階で順次編集して公開していく予定である。調整班の研究分担者でカバーしきれない地域の危機言語について,今年度は土田滋教授(元東京大学)が台湾の原住民語のカヴァラン語とカナカナブ語を,また月田尚美助教授(愛知県立大学)がセデック語を調査したほか,平林輝雄教授(長崎県立大学)がインドネシアのトンサワン語を,また岩佐一枝(神戸市外国語大学非常勤講師)がベトナムのロロ語をそれぞれ調査した。
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Research Products
(1 results)