2001 Fiscal Year Annual Research Report
ハワイ諸島及びニウアフォッオウ島のポリネシア諸言語に関する緊急調査研究
Project/Area Number |
12039203
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Research Institution | Muroran Institute of Technology |
Principal Investigator |
塩谷 亨 室蘭工業大学, 工学部, 助教授 (10281867)
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Keywords | ポリネシア語 / ハワイ語 / ニウアフォッオウ語 / 会話 / モノローグ / 音声データ |
Research Abstract |
1 平成13年7月から9月にかけてハワイ諸島に現地調査に赴き、現地ハワイ語教育機関の協力を得ながら、ハワイ州内に散在するネイティブスピーカーの所在情報と研究協力依頼を進めました。それにより、前年度までの先行調査以来調査を続けてきたオアフ島に加えて、今回は燐島での調査も行うことができました。オアフ島では2名、オアフ島の西にあるカウアイ島で2名、オアフ島の東側にあるモロカイ島で2名、合計8名のネイティブスピーカーの協力を得て、聞き取り調査、及びデジタルメディア(DAT, DVテープ)への録音・録画を行いました。基本的には会話又は一人語りの収集が主でしたが、カウアイ島では伝統的な製塩を行っている塩田において、製塩技術についてのハワイ語による解説場面を録音・録画しました。また、同じく7月から9月にかけて、研究協力者の塚本晃久がトンガ王国に調査に赴き、ニウアフォッオウ島の言語の収集調査を行いました。 2 収集した資料は不要部分(無関係な英語発話、電話や来客による会話中断など)を削除するなどの整理編集の後、長期保存及び分析のための反復使用に供するため、より信頼度の高いデジタルメディア(CD-R、MD、DVD-R等)へ移行する作業を行いました。この編集記録作業は次年度へかけて継続予定です。 3 このように収集・記録したデータはネイティブスピーカーの協力も得ながら文字化しコンピュータ入力を進めました。文字化が済んだデータについては語彙(及び語法)・文法等の分析・整理を進めました。これらの作業も次年度へ向けて継続中であり、その結果を次年度夏ごろにまとめて解説付き資料集として出版し、地元関係機関に配布する予定です。 上記の2と3については設備備品として購入したノートパソコン等を活用しました。
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Research Products
(1 results)