2001 Fiscal Year Annual Research Report
消滅に瀕した言語の言語資料のコンピュータ処理のためのデータ構造・分析ツールの研究
Project/Area Number |
12039213
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
松村 一登 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (40165866)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
滝沢 直宏 名古屋大学, 大学院・国際言語文化研究科, 助教授 (60252285)
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Keywords | コーパス / 音声記号 / サーバー / Perl / ウラル諸語 / エストニア語 |
Research Abstract |
松村(研究代表者)は,2001年7月下旬〜9月上旬に,フィンランドとエストニアに出張し,バルト・フィン諸語のテキストを新たに取得し,ロシア・旧ソ連地域の少数言語に関する情報を収集するとともに,フィンランド言語学会が主催した危機言語に関する研究集会にパネリストとして出席し,危機言語の電子的な記録保存の現状と課題について発言した。 2002年2月の外国出張では,ロシアの少数言語に関する文献リストをインターネット出版物および通常の印刷物として公開するための校正作業をロシアの研究者と合同で行った。また,バルト・フィン諸語のテキストの音声表記に関してエストニアの専門家と意見交換をし,フィンランド言語学会の研究集会に参加した。 滝沢(研究分担者) 2001年10月に,ドイツのビーレフェルト大学,連合王国のバーミンガム大学に出張し,言語コーパスやコーパス利用のためのツールの開発の現状と今後の課題に関する情報を収集した。研究面では,British National Corpusの構造を詳細に調査し,言語コーパスを用いた言語研究の可能性の広がりに関して研究を行った。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 松村一登: "フィンランド語の名詞の意味と場所格の使用頻度の関係について -コーパスのデータに基づく研究-"梅田博之教授古希記念 韓日語文学論叢. 1161-1206 (2001)
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[Publications] 松村一登: "ESTMORF and Perl as Corpus-Linguistic Tools for Estonian"Congressus Nonus International is Fenno-Ugristarum 7.-13. 8. 2000 Tartu. Pars V.. 358-365 (2001)
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[Publications] 滝沢直宏: "新聞の見出しにおけるOne's Way構文 -その意識的使用について"英語表現研究 (日本英語表現学会). 第18号. 56-64 (2001)
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[Publications] 千葉庄寿: "危機言語のコーパスの構築のために" 『環太平洋の「消滅に瀕した言語」に関する緊急調査研究』報告書. (予定). (2002)
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[Publications] 松村一登(編著): "Indigenous Minority Languages of Russia : A Bibliographic Guide"「環太平洋の言語」総括班(予定). 220 (2002)