2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12039224
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
真田 信治 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (00099912)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大西 拓一郎 国立国語研究所, 言語変化研究部第一研究室, 室長 (30213797)
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Keywords | 方言文法 / 方言の表現法 / 危機方言 |
Research Abstract |
1.本土諸方言のうち、文法・表現法での特徴的な事象が存在している地点を対象に、これまで蓄積されてきたその方言の記述を総合的に検討した。 2.重要地点においてフィールドワークを実施し、そのデータを整理しつつ検討した。実地に調査を行ったのは、次の地点である。 山形県鶴岡市・長野県秋山郷・東京都八丈島・富山県五箇山郷・和歌山県龍神村・奈良県天川村・熊本県天草 3.すでに調査を完了させている徳島県吉野川流域での語法(断定辞)のグロットグラムデータを機械で処理、分析して報告を作成した。 4.東京都八丈島での調査データを、『八丈島方言の自然談話資料』としてまとめた。次年度に刊行する予定である。 5.熊本県天草富津での方言語法(表現法)の調査に基づいて、『方言文法・表現法調査表(九州篇)』を作成した。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 金田章宏: "八丈島方言の現状といくつかの文法現象について"日本語の消滅に瀕した方言に関する調査研究. A04-001. 33-45 (2001)
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[Publications] 西尾純二,舩木礼子: "徳島・吉野川流域でのダ/ジャ/ヤの消長"日本語の消滅に瀕した方言に関する調査研究. A04-001. 86-124 (2001)