2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12047218
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
高杉 英一 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00135633)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福山 武志 立命館大学, 理工学部, 教授 (40167622)
田中 実 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助手 (70273729)
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Keywords | ニュートリノ / ニュートリノ混合 / CPの破れ / マヨラナ粒子 / レプトジェネシス / レプトン数の破れ |
Research Abstract |
次の課題の研究を行った。 (1)ニュートリノ系でのCPの破れの研究 低エネルギーでニュートリノ振動実験から決めることの出来るディラックCP位相と、高エネルギーでの例えばレプジェネシスで現れるCPを破る位相(マヨラナ位相)との間の関係を調べた。特に高エネルギーでのニュートリノ混合がbi-maximal混合である場合ついて、繰り込み群を用いて、これらの位相の関係を調べ、模型がすべての実験を再現できることを示した。また他の実験で得られる量である、二重ベータ崩壊での有効質量V_<13>の大きさ等を調べた。レプトン数を破る過程である、μ→e+γなどの分岐比を計算した。 (2)クォーク系やレプトン系でのCPを破る位相を一元的に記述する模型の可能性を検討している。 (3)レプトン数を破る過程の研究 一般的な相互作用を仮定し、次のプロセスが起こる頻度を計算した。 μ^-+原子核→μ^++原子核 μ^-+原子核→e^++原子核
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[Publications] Takahiro Miura 他: "The Renormalization Group Effect to the Bi-maximal Mixing"Phys.Rev. D68. 093009 (2003)
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[Publications] Takahiro Miura 他: "Prediction of |V_<13>| and the Dirac Phase in the Neutrino Mixing Matrix"Nucl.Phys.. A721. 537-540 (2003)
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[Publications] Takahiro Miura 他: "The matter fluctuation effect to T violation"Nucl.Inst.Methods in Phys.Research. A503. 222 (2003)
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[Publications] E.Takasugi: "The μ^-+(Z,A)→μ^++(Z-2,A)transition"Nucl.Inst.Methods in Phys.Research. A508. 252 (2003)